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学習系イベントの危険

2020年2月からはじまったコロナ過。この状態でどう働き、どう余暇を過ごすか。多くの人にとっては、働くことと余ったの時間の使い方、それが課題だった。それをみごとに解決したのがオンラインによる過ごし方。仕事以外でも、不特定多数の人と何かをするイベントが増えた。

オンラインは、ほとんどが無料。そのため、気軽にいくつでも参加できる。参加のハードルは低い。いろいろなひとがあらゆる場所から時差を超えて集まってくる。そこで何かしらの話題について話をして去っていく。これはいかにも東京都内の交差点でたまたま出会い、なにかのテーマを偶然見つけ、知らない人と立ち話をして、離れていくのと変わりがない。

わたしも参加し始めて2年半が過ぎた。

この文章では大学生に向けてわたしの最近の経験をもとに学習系、学習を表向きにして集まるイベントについて書きます。社会人の方は読者の対象にしていません。

要点としては、学習系のオンラインイベントには注意するようにしてなるべく参加しないほうがよい。その理由としては、まず、シニアのひとが多く集まってきてしまう。次に年齢層が高いためテーマが偏りがち。政治や社会問題といった物議をかもすような論争に発展する。すると聞いていて気分が落ち込んでいくことがある。学習のためという気持ちもやや薄れ、若い人にとっては老害になってしまう。オープンなイベントで不特定多数の人たちが集まるイベントはかえって危険が多い。

では、どうすればいいか。まず3か月くらいは観察する。慎重に何が起きているかを観察する。安全に参加できるのならよい。ただ、面白くなければ静かに離れていきましょう。

そのような内容の文章です。

2020年のはじめから7つほどのタイプの違うオンラインイベントに参加してきた。知人の紹介により著名な大学の冠を掲げたものから、facebookで友人つながりで見つけたイベント、そしてフリートーク形式のプラットフォームでたまたま見つけて参加しはじめたもの。

大学がバックにいるイベントは2つ。facebookつながりは3つ。そしてフリートーク形式が2つです。安全度、危険度からすると大学の名前が背景にあるイベントはほとんど危険がない。安全です。

facebookつながりは、認定組織が背後にいないためか、いろいろなひとが気まぐれで参加してきます。その中でやりとりをするとどうしても温度差が出ます。ときどき課題図書を読んできておらず、ディスカッション中に寝ているという参加者も出てくる。それだけでは、危険はないものの、学習面でモチベーションを下げることがあります。ひとは染まりやすい。

問題は、大学生がフリートーク形式で公開されている無料のオンラインイベントに参加してきてしまう。これは極めて危険です。やめたほうがいいでしょう。どうして大学生は参加を控えたほうがいいのでしょうか。

それはシニアのひとたち、主に60歳以上のひとたちが多く集まってきてしまう。60歳以上で無料オンラインイベントに参加してくるひとたちというのは、ほとんど日常、やることがなくて時間が余っている。趣味で気ままに参加してくる可能性が高い。そのため学習をしようという意思で参加しない。学習を目的とはしていない人が多い。暇つぶしでしょう。

時間が余っているけど、なにか若い人たちとしゃべればボケ防止になるだろうくらいでしょう。ボケ防止につきあう必要はないでしょう。若い人たちから鋭気を吸い取る吸血鬼のようなもの。元気でなければいけないのは若い人たちです。

話すテーマが問題。シニアはあえて刺激の強いテーマで話をしたがるのではないか。たとえば、政治や社会問題をテーマにあげる。参院選の話を持ち出したり、安倍元首相の襲撃事件。それらをテーマにあげるようになる。

どうでしょうか。20代の大学生が60歳以上のひとたちと話したい話題でしょうか。そんな話題を話して面白いのかなあ。テーマがよくない。面白いはずがありません。ところがそれが話されてしまうことがあるのです。

シニアになってくると頭は固くなっており、フレッシュでトレンディな話題についていけない。そうすると20年、30年変わらない話題に触れるようになります。政治や社会というのは比較的進歩が遅く、制度を変えるのに時間がかかります。そうするとシニアが得意なテーマとして話したがる。

大学生はもっと創造と変革を前提としたトレンディなテーマに興味があるのではないでしょうか。それは最新のビジネスや技術。スポーツ、エンタメ、そして芸術。そういったクリエイティブな淘汰の激しいテーマを好む。それがシニアが半分以上の参加になってしまうとほとんど出てこないのです。

シニアのひとでも例外はいます。ただ、大学生もいずれ年をとればわかるのです。シニアでは大学生のような発想はできない。それだけ関心が違うともいえます。わたしにもミスをしでかしたことがいくつかあります。注意をしていても、口に出てしまったことがある。出たときには遅しです。

大学生は無料のオンラインイベントに参加するのはやめましょう。学習系としてあり、多くのシニアの人たちが頻繁に参加してきてしまうイベント。3か月ほど参加して効果があがるようであり、安全であればいいでしょう。それでもできれば3年くらい観察して、継続して安全で効果を期待したい。

なるべく素性と素行が正しく、わかっている人たちがいるところに参加する。あるいは、認定機関がバックにいるイベントに参加しましょう。安全度からすれば、認定機関>facebookのつながり>フリートーク形式。フリートークは、変わった人が来ることもありえます。事件、事故が起きた時には遅い。

もともと無料というのが怪しい。善意ではあるものの裏側の運営にはお金がかかっています。そのために後になって急にお金を徴収するところもある。

参考になりますように!