見出し画像

第一線から退いた後にしてはいけないこと

今日、いつまでも現役でいることについて書きました。気持ちを若く保ち、いつまでも現役のような生活をすること。いくばくかの給与を家庭に入れながら空いた時間を使って何かをする。これは豊かな社会で見られる贅沢な生活です。そんな生活にあこがれを持ったのは42歳のときでした。お金儲けだけをして暮らすのはやめにしよう。なにかやりがいをもって生活しよう。

たとえ家のローンが残っていても子供の教育費がかさんでもなにかの存在に値することをしよう。そのきっかけがリストラであって、そこから物足りなさを感じながら、次にしたことはボランティア活動でした。ただボランティア活動をしながら企業勤務をする。そのなかで気づいたことがあります。

第一線から退いた後にしてはいけないこと。それは何か。まず若い人のじゃまをしないこと。つぎにお金をもらって何かを指導しないこと。それから若い人たち中心の読書会にずうずうしくいないこと。これらのことはしてはいけない。どういうことでしょうか。

まず若い人、たとえば30代の人が活躍するのをじゃましてはいけない。今のビジネスはうまくいくかどうかがまったくわからない。むしろ失敗する確率の方が高い。そういったところでじゃまをしてはいけないでしょう。これは老害にあたります。老害というのはまだやってもいないことに対して最初から決めつけてうまくいくはずないよと批判してしまうこと。

やってみなければわからないという状況で進んでいるわけですからしばらく見守るようなことをしなければいけない。失敗をしながら学んでいく。そういう過程を経て若い人がなにかしらの目標をもってできるようになればそれでいいんでしょう。自分もそうであった。そこを注意しないといけない。

つぎに指導というほどではないにしてもなにかしらのアドバイスを与えることはいいことでしょう。自分も同じようなことを繰り返して失敗をした。するとひとつのきっかけでなにかしらできるようになった。そういったちょっとしたきっかけをなにかの機会でこっそりと教える。これはいいことです。しかしながらこれは若い人から相談を受けてからにしたほうがいい。

相談を受けれるような振る舞いを普段からしておいてほうがいいでしょう。そこでアドバイスをしたからといってこれは無料の奉仕です。なにかしら下心を持ってお金をもらおうとしてはいけない。すべて奉仕活動として与える方がいいです。

最後にお金がひっ迫してきたからといって見苦しいことはしないほうがいいでしょう。たとえば30歳以下限定といったサービスがあるような若い人を応援するようなところにはいっていってサービスをねだるようなことはしない。

いつまでも現役でいることは見苦しいことをしないことにもつながります。これは結構いろいろなところで見られます。若い人を対象にしたイベントなのにずけずけと発言するのではなく、むしろ、一歩控えて見守るようなことをしたほうがいい。その方が若い人が成長するでしょう。

若い人の成長を阻害するようなことをしてはいけない。