新聞事件

一軒、新聞を入れ忘れた。

気づいたのは夕方だった。

急いで向かう。

そして、戸を開ける。

「すいません、、新聞です、、、、遅くなって、、、

「おまえーー、さがしたんやぞー!」
「私は、お父さん疑って、、あんたがどっかやったんでしょ!って、、」

「えーほんとにすみません。」いつと思うが、色川1怒られている男ではあるが、謝り方が下手くそだ。


というより、気持ちの問題か。
多分、まー新聞くらい、ちょっと遅れたってみたいな気持ちがあるのだろう。

よくない。やるからには、しっかりと、責任のあるところまでは遂行する。大人としては当たり前のことだ。

怒られるだけならまだしも、それが原因で夫婦喧嘩が勃発するところだった。


一方で、新聞が抱える事情もある。
ほとんど赤字経営。回る人もほとんどボランティアみたいなもの。

単純に配る件数が少なくなってきてることが要因だが。

これから、どうしていくか。
郵送にして、朝刊がへたしたら、夕刊、次の日に届くようになるのをまーよしとしていくのか。

それとも、地域で回す方法をどうにか考えるのか。

もちろん、今いる人間をベースに考えなければだが、少し少ない気がしないでもない。

少しだけ。


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