証券マンの営業ノウハウ★厄介な病『営業マン中2病』
『営業マン中2病』とは、私が勝手に名付けたのですが、若い社員に感染しやすいとても恐ろしい病気です。
よくドラマや映画の中で、トップセールスマンが出てきます。
スタイルが良くて、頭が切れて、常に周りに頼られます。
上司にも特別扱いされ、それでいて上司や会社に媚びず、一匹狼で颯爽と日々を過ごしている。
営業マン中2病とは、周りから見れば大した実績もないのに、自分がドラマや映画に出てくるトップセールスマンになったかのような勘違いをすること、またはそういうふうに自分を扱うことを周りに要求してくる事です。
世間知らずの人ほど、ちょっと同期より仕事ができただけですぐに勘違いします。
よくそんな小さい事で勘違いできるなとまともな人は思うのですが、逆にいうとそういう人だからこそこの病気は感染します。
具体的には、普段は暇しているくせにミーティングなど皆で集まらなくてはいけないことがある時だけ「その時間お客に電話しなくちゃいけないから遅れていくわ」と言って遅れたり、会議中しょっちゅう携帯を持って退席したりします。
あの顧客は俺がいないと、みたいなこともよく言います。
周りから見れば、時間マネジメントさえもできないのかと思われるだけですが、本人は違います。
仕事ができる俺はこんなに忙しい、と周りが思っていると思い込んでいます。
どんな会社でもまともな会社であれば、入社してからの数年間は若手に甘いです。
それは社会人になるという環境の変化がどれだけ大きなものか、すでに経験している人は知っているからです。
バイトとは全然違って社会人になるということは精神的にものすごい負担になります。
だからまともな社会人は若手に甘いです。
それを特別扱いされてると勘違いすると、症状は悪化していきます。
少し考えれば、上司から見て一匹狼気取ってる部下なんか扱いづらいだけです。
自分をアピールするために自分勝手な行動を取る人間は邪魔なだけです。
しかし、中2病患者は自分が上からどう見られるのかと言う想像力が無いのです。
自分が上司になっ時にどういう部下が欲しいかを考えられないのです。
100歩譲って人の百倍仕事ができるなら別ですが、大抵の人はそうではありません。
営業なんて代わりはいくらでもいるのです。
営業とは泥臭い物です。
上司にもお客様にも笑顔で、腰を低く接し、貴方のおかげで今の私がありますと言う人が伸びていくのです。
ゴマスリと言われるかもしれませんが、はっきりいうと企業はちゃんと胡麻を擦れるような常識ある社会人を求めているのです。
そこを理解するとあなたの社内での評判がよくなり、それはあなたにいい形で返ってきます。
きっと貴方のためになると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?