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最大の福祉は『経済成長』

一般論として、米国は低福祉だと言われます。

一方、日本は高福祉だと言われます。

例えば日本には国民皆保険など優れた社会保障制度がありますが、米国は国民皆保険ではありません。

米国の医療保険は高齢者や低所得者などを対象とした公的医療保険を除くと、民間の医療保険しかありません。

そのため米国では自己破産の6割が医療費が原因だと言われています。

救急車は一回呼ぶと15万円ほどかかります。

貧富の差も大きいです。

昨年11月時点で世界一の金持ちはテスラ創業者のイーロン・マスク氏でした。3152億ドル、日本円にして35兆9279億円の資産を保有しているそうです。

その一方でコロナ禍でホームレスが急増しているという記事もありました。

米国は消防も料金を払ってないと来てくれません。例えばサウスフルトン市の消防システムは、

「消防サービスを受けるために、市に毎年75ドルを支払う」

となっており、払わないと火事でも放っておかれます。信じられないかもしれませんが冗談ではありません。

労働者の立場も弱く、景気が悪くなればすぐに首を切られます。

では、日本はどうでしょうか。

医療費は国民皆保険があるため自己負担は少なくて済みます。

それでも高額になりそうな時は限度額適用認定というものもあります。

これは医療費が高額になりそうなときは申請すれば自己負担限度額を超えた額が払い戻される制度です。

しかも、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になるから大変だろうと「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月の支払いが自己負担限度額までとする制度まであります。

救急車も消防署も無料です。

貧富の差も米国はほどありません。

労働者の権利も守られており、いきなり首を切られることもありません。

これだけ聞くと日本で良かった。米国はなんて酷い国なんだろうと思いますよね。

しかしこの30年間を比べてみると

日本人は貧しくなりましたが、米国民は豊かになりました。

日本では世界を変える企業は生まれませんでしたが、米国はAmazon、アルファベット(Google)、Facebook、テスラなどを生み出しました。

世界中の優秀な頭脳もアメリカに集まります。日本人がノーベル賞を受賞しても所属は殆ど米国の大学です。

本当に米国が低福祉で国民が困っているなら、こんな事あるでしょうか。

本当に米国は低福祉なのでしょうか。

私はそんな事ないと思っています。むしろ高福祉であるとさえ思っています。

どういう事かというと、

それは『福祉』の考え方が違うからです。

米国に取っての福祉とは経済が成長すること
なんです。

経済が成長するとは、実質GDPが拡大するということです。

米国の福祉=実質GDPの拡大

なんです。

失業したら失業者に手厚くお金を出すのではなく、すぐ次の職場が見つかる好景気を維持するのが米国の福祉です。

また米国人は殆ど全ての人が株や不動産に投資をしています。

それは儲けたいからだけでなく、自分や自分の家族が病気や教育などでお金が必要になったときに売るためです。

だから株や不動産価格を上げることは米国では医療福祉や教育の補助金の意味もあるんです。

また経済成長率と犯罪率や自殺率が反比例する事がわかっているように、国民が豊かになれば治安も良くなり、自殺も減ります。

米国は株価や不動産価格が値上がりしなければ成り立たない国なんです。

だから米国は資産価格が上昇するように、実質GDPがプラスになるまで総需要の拡大します。

それが米国の投資リターンの高さをもたらすのです。

米国の大統領選挙では自分を選んでくれたらどうやって国民を豊かにするのかを語ります。

日本は増税しましょう、公共事業は削りましょうと自分を選んでくれたらどうやって国民を貧しくするのかを語ります。


自分や自分の大事な資産をどこに投資するのか。

投資は自己責任ですが、私は米国を私の周りの人に薦めています。

これを読んでいただいている貴方も私の大事な方です。

是非、米国投資をお勧めします。

ここまで読んで頂きありがとうございます。



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