語呂合わせで合格!世界遺産検定2級  #4 歴史地区と旧市街・都市計画・キリスト教・イスラム教・仏教 56件分!

【前置きの文章は前回♯3とほぼ同じなので、既読の方は読み飛ばして目次以降、語呂の本体部分へスクロール移動して問題なし】

※非常にディープ目な下ネタを含む内容となっております。苦手な方はご注意ください※

※この記事は、世界遺産検定2級公式テキスト『くわしく学ぶ世界遺産300』の2019年版を「見ながら」書いています※

世界遺産検定2級に挑戦する方々にとって、勝負分かれ目となるのはやはり、

「日本以外の世界遺産に関してどれだけの知識を押さえられるか」

になると思う。なにせ、2級の対象世界遺産300件のうち、9割以上の範囲。(配点比重は日本の世界遺産が高いにしても)

ひたすら、海外の世界遺産の覚え方の語呂合わせをシェアしていく。だいたい一つの記事あたり50件分前後ずつ入れていく。

なお、語呂合わせに含んでいる語句は、だいたい「遺産の名称」、「保有国」、「公式テキストで強調されている部分」となっている。保有国は入っていない場合もある。覚えたほうがいいようなところは入れている。

語呂合わせを用いることの最大の効果は、この「遺産の名称」「公式テキストの強調部分」を頭の中で簡単に結びつけられるようになること。

世界遺産検定の問題のほとんどは、

「遺産名」 ⇒ それに対応する「強調部分の語句、内容」

という風に選択するか、

もしくは、

「強調部分の語句、内容」 ⇒ それに当てはまる「遺産名」

を選択させることがほとんどだと言える。


なので、「遺産名」と、「強調部分」を、この記事の語呂合わせワードで関連付けて頭に入れることで、問題を解く際、「このワードは、この遺産と関係している」と判断できるようになれば、それでほとんどの問題に正解できる。2級で96点取った人間が言うんだから間違いない。

単純に知識として入れるより、格段に効率よく点数アップにつながる、と自信を持って言える。

また、語呂合わせの文自体が何を言ってるのかよくわからないと、なかなか頭に入りづらいので、各語呂合わせに【解説文】を付けている。

それと、最初にも書いてあるけど、下ネタがひどい。

でも僕は高校時代に古文の『ゴロ513』で勉強してきた人なので、

「多少、お下品な方が頭には残りやすい」というのを信じている。

また、色々とふざけているので、単純に読み物としても楽しんでもらえるのではないだろうか。

語呂合わせ本体を見ていく前に、この語呂合わせを活用して、具体的にどのように勉強すれば世界遺産検定の得点に繋がるのか、その方法を記しておく。

≪語呂の活用法≫

1.まず、「遺産名」を見たら「語呂の文」を言えるようにする。

2.「語呂の文」から、「遺産名」「強調部分」(余裕があれば保有国も)を言えるようにする。

3.「強調部分」のどれか一つからでも「語呂の文」→「遺産名」を言えるようにする。

※ものによっては、複数の遺産に同じキーワードが重要語句とされていることもある(フェニキア人とかめっちゃ出てくる)ので、ここは注意が必要

4. 「遺産名」or「強調部分」のどの方向から入っても、「語呂の文」を橋渡しとして、結びついている言葉が出てくるように繰り返し演習する。

ちなみに、実際勉強するツールとして、ノートやルーズリーフにまとめるよりは、個人的には、単語カードにまとめて学習するのが一番おすすめ。

そうすることで、↑の1~3の演習をどの方向からも行いやすくなる、プラス、「覚えられてない遺産」だけ抜き出して復習できる、ということで、これまた学習効率アップにつながる。

(単語カードは、大学受験でも全教科でフル活用した、僕の最も信頼するです学習ツールである)

単語カードでなくても、ただスマホ・PCの画面でこのnoteの文章だけ見て学習するよりは、何かしら自分の手に収まる何かにまとめて覚える方がいいとは思う。

前置きがだいぶ長くなったけど、いよいよ肝心の語呂の方を見ていきたい。


①歴史地区と旧市街

『シエナの歴史地区』(イタリア)

語呂:「かんぽの湯は至って混むねー、ペースどう? おシエナい!」

かんぽの湯 = カンポ広場

至って = イタリア

混むねー = コムーネ

ペースはどう? = ペスト

おシエナい = シエナ

【郵政が運営し、日本中にあるかんぽの宿。その温泉がとても混んでいるので、客の回転のペースはどうか、待っていれば混雑は解消されそうかを聞いたところ「教えない」と冷たい対応をされた、という文章。この辺の歴史地区とか旧市街はとにかくごっちゃになりそうなので、シエナ=カンポ、ペスト、コムーネ、のように結び付けておくのはとても大事】


『プラハの歴史地区』(チェコ)

語呂:「ボヘミアンの枯れるビートでチエコのブラはヴルッたわぁ」

ボヘミアンの枯れる = ボヘミア王カレル1世

ビート = 聖ヴィート大聖堂

ブラは = プラハ

ブルったわぁ = ヴルタヴァ川

【葛城ユキさんの『ボヘミアン』という、枯れたハスキーボイスが特徴的な歌がある。そのハスキーボイスと共に鳴るビートを聴いて、チエコのブラジャーがブルった(感動に震えた)、という文章】


『ブダペスト:ドナウ河岸とブダ城地区、アンドラーシ通り』(ハンガリー)

語呂:「ブタくさり、&ペスト混じゃる、どうなる?ハングリー!」

ブタ = ブダ城、

ブタ……ペスト = ブダペスト

くさり = くさり橋

&(アンド) = アンドラーシ通り

混じゃる = マジャル人

どうなる? = ドナウ

ハングリー = ハンガリー

【豚肉が腐ってしまい、さらに(&)ペスト菌が混ざってしまった。それでどうなるのかというと、豚肉が食べられなくてお腹が空く(=ハングリー)という文章】


『シギショアラの歴史地区』(ルーマニア)

語呂:「シルバニア切るどマニア、きっしょ、アラ? 血が出てる」

シルバニア = トランシルヴァニア

切るど = ギルド

マニア =  ルーマニア

きっしょ、アラ? = シギショアラ

血が出てる = 血 =英語でブラッド=ヴラド3世(吸血鬼ドラキュラのモデル)


【シルヴァニアファミリー(森で小さな動物たちが暮らす感じのお人形)のどマニアは、好きすぎてその人形を切るところまで行ってしまって非常にきしょい(気持ち悪い)。ふと見るとその切った人形から血が出ている……という少しホラーな文章。血、というイメージから吸血鬼ドラキュラのモデル、というイメージを繋げてもらいたい】


『ポルトの歴史地区』(ポルトガル)

語呂:「ドンの散歩ルートだい!」

ドン = ドン・ルイス1世橋 

(散)歩ルートだい = ポルト大聖堂(ポルトガル


【余計なものは付けずにシンプルに。しかし、「歩ルート」、というところに遺産名も保有国も、重要語であるポルト大聖堂の3つを重ねるのも少しひねりが無さすぎるので、「重要語としてポルト大聖堂というものがある、という意味を加える為に「だい!」というのを付けている。いらなければ「ドンの散歩ルート」だけにしても全然いいとは思う】


『リガの歴史地区』(ラトビア)

語呂:「半ザリガニ、カラッとビアーで悠然としている」

半ザリガニ = ハンザ同盟、リガ

カラッとビアー = ラトビア

悠然としている = ユーゲントシュティール様式

【半ザリガニ、というなんかエビっぽいものをカラッと揚げて、ビアー、すなわちビールと一緒に頂く、その姿は悠然としている、という文章。】


『ドゥブロブニクの旧市街』(クロアチア)

語呂:「楽さー、ドブロク、苦労あっちや」

楽さー = ラグーサ共和国

ドブロク = ドゥブロブニク

苦労あっちや = クロアチア

【ドブロクを飲んでいると気分がとても楽になり、自分が抱えている苦労などあっちの方へ行ってしまう、という文章。酒は飲んでも吞まれるな。どうでもいいけど「楽さー」を東北の方言っぽく「らぐさー」と読むと、元の語句に近くなるのでなお良い。】


『ウィーンの歴史地区』(オーストリア)

語呂:「リンクしとらんぜ? やばウィーン!」

リンクしとらんぜ = リンクシュトラーセ

やば = 危機遺産

ウィーン! = ウィーン

【インターネット上のURLか、なにかの機械同士か、とにかくちゃんとリンクしとらんぜ、それはヤバい、という文章。今の2級テキストでは軽く扱っているので「リンクシュトラーセ」と「ウィーン」を結び付けられれば十分で、ついでに危機遺産であるという旨も加えている。さすがにウィーンがオーストリアというのは常識過ぎるので盛り込んでいない】


『モスクワのクレムリンと赤の広場』(ロシア)

語呂:「赤の薄ペン好き、くれ、無理」

赤の = 赤の広場

薄ペン好き = ウスペンスキー大聖堂

くれ、無理 = クレムリン

【薄めの赤色が出るペンが好きだから、ちょうだい、いや、無理。というやりとり。「モスクワ」「ロシア」という内容は入れていないが、「赤の広場」はロシアの首都モスクワにある、ということはわかりやすく頭に入れておきやすいので大丈夫かと思う。無理に入れて語呂がごちゃごちゃするのを避けている。】


『鼓浪嶼(コロンス島):歴史的共同租界』(中国)

語呂:「外国人?そーかい、ころすん」

外国人=外国人の為の居留地

そーかい = 租界

ころすん = コロンス

【かつて日本にあった尊王攘夷の”攘夷”の雰囲気のイメージ。「租界」という言葉が「植民地作られまくっていた頃の中国にあった外国人居留地」ということを知識としてわかっていれば、「中国」ということはあえて語呂に入れておく必要はない。僕が租界という言葉をすんなりと受け入れられたのはさだまさしの『フレディ もしくは三教街』という曲の功績が大きい】


『ジェンネの旧市街』(マリ)

語呂:「マリ、ヤバいっすー、断然、ねぇ?」

ヤバい = 危機遺産であること

すー、断 = スーダン

然、ねぇ? = ジェンネ

【マリという女の子が断然ヤバいよね、という文章。危機遺産であることも含めて過不足なく必要な内容が入っていると思う(自画自賛)】


『ケベック旧市街の歴史地区』(カナダ)

語呂:「ケベぇかな、脱いでるフランス人」

ケベぇ = ケベック

かな = カナダ

脱いでるフランス(人) = ヌーヴェル・フランス

【フランス人女性が脱いで裸でいるが、どちらかというとケバい(ケベぇ)方かな、という文章】



②都市計画

『パリのセーヌ河岸』(フランス)

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