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自己紹介 | 2024年7月現在の自分

初めまして!Ujiiiと申します。
釣りのために北海道に移住して、事業会社に勤務し、新規事業の「サービスデザイナー」という聞き慣れない職種で日々事業とデザインに向き合っています。

今回Xをはじめるにあたり、自分に対して興味を持ってくださった方に、少しでも自分について理解いただけるようnoteを書き始めようと思うに至りました。

こんなことを書いていく予定

  • デザインやクリエイティブのこと

  • 新規事業や、仕事に関わること

  • 教育に関すること

  • 地方移住や暮らし、生き方に関わること

  • 釣り、アウトドア、旅など文化や趣味に関わること

更新頻度は高くなく、専門的なものではありませんが、仕事や生活を通して得た学びや気づきなどを書き残していければと思います。


自己紹介とキャリア

宮城県出身。大学進学を機に東京へ。大学時代にアルバイトをしていた制作会社にそのまま勤めwebディレクター/PM/クリエイティブディレクターとして勤め始めました。5~6年ほど勤めた後に「あれ、これで人生いいんだっけな、、、?」と考えて、1年ほどアメリカへ渡り、ポートランドというオレゴン州の街の語学学校に通いながら、アメリカ中をレンタカーで走り回っていました。

だいたいこんな感じで、下道を車中泊しながらゆっくり移動
旅の目的は、自分の好きな建築、美術館、音楽、映画、小説、写真家やアメリカの文化の足跡を巡ること。これはバグダットカフェの実物

日本に戻ってきてから、またデジタルデザインの会社でUXデザイン・ディレクション、ブランディングなどを軸にたくさんの仕事をしてから、今は事業会社で教育系の新規事業に携わりながらサービスデザイナーとして働いています。

仕事の内容

今も昔も変わらず、デザインに軸足を置いてどんな仕事にも取り組んでいる、というのが正しいかもしれません。

  • WEBディレクション

  • プロジェクトマネジメント

  • クリエイティブディレクション

  • IA

  • UXデザイン/リサーチ

  • サービスデザイン

  • ファシリテーション

  • 事業戦略・戦術策定

ざっと、一般的にこのように言われるスキルを駆使しながら、クライアントワークでも、自社事業でも、アプリでも、webでも、新規事業でも、なんでも取り組んできました。いまはデザイナーが所属する組織のマネジメントなんかもやってみています。
自分の中ではスキルなどはそこまで重要ではなくて、「筋道を立てて、当たり前に物事に取り組む」というすごく単純なことをしているだけのつもりではあります。人にきちんと話を聞いたり、調べたことをとりまとめて、より良いものを、定められた要件で楽しく作る!これの繰り返しが自分にとっての仕事です。
2024年7月現在、PERSOL MIRAIZ というサービスの事業戦略やサービスデザインを担当していて、社会人向けの教育のあり方や、社会人の教育業界の課題に毎日向き合っています。人が目を背けて生きられない「学び」や「はたらく」といったことに対してサービスを通してアプローチを試みています。

デザインという仕事

基本的にデザインという仕事は「対象」があって成り立つものだと考えています。受託なら仕事を発注してくれる人がいて、その契約に基づいてできる限り良いものを工夫を凝らして作ります。言い換えるなら「人のために自分の時間を使うこと」でお金をもらう仕事です。特に受託の場合は案件の状況によっては深夜、土日問わず仕事が溢れる時もあれば、自分の意思でいいものを作ろうと夢中になり、寝食を忘れて没頭してしまう瞬間などもありました。
仕事自体にはなんの不満もなく、むしろたくさん新しいことを学び、同僚にも恵まれ、たくさんの有名な企業や優秀なパートナーと仕事ができたことはむしろ誇りであるとも言って良いかもしれません。
しかしそんな中でも、ふと「このままデザインに関わり続けてたとして、自分らしい人生を生きたと言えるだろうか?」と考えました。その過程でデザインに関わることはやめずに、働き方を変えよう。自分のことを大切にしながら、社会を少しでも良くするために働いていければ良いじゃないかと考え始め、リモートワーク可能な職場へ転職し、現職に至っています。いまだデザイン軸足にしてはいますが、デザイン対象が事業となったことで利用してくださる人の顔をダイレクトに見ながら改善・開発をしていけるということがとても良い環境だと感じています。

好きなことや価値観

好きなこと

自己紹介のところでも書いた通り、文化全般が好きで大きな影響を受けています。大学で軽音学サークルに居たことや、学部の特性上文学や映画・演劇などの表象文化を学んできたこともあり、自然と「良いものに触れる」「考える・批評する」というような姿勢が育まれたのかもしれません。東京にいたころはやることがなかったということもありますが、毎週末映画館や美術館、古本屋を巡りながら(当時も今でも何のためにやっていたのかわかりませんが)ただただそうしたものを追いかけていました。
特にアメリカの音楽、映画、写真や文芸作品に流れる空気感が好きで、そうしたものこよなく愛しています。

アメリカを旅することになった直接の要因はこうした旅行記を読んだことが大きい

価値観

もともと、アメリカの音楽のロックに「オルタナティブ」「Lo-Fi」というようなジャンルに傾倒していたこともあり、自分が良い・カッコいいと思うことに従う、他人とは比べない、という価値基準に従うことを大切にしています。また、20歳くらいのときに直島で出会ったマレーシアから来たデザイナーと話していた時に「Think simple, act simpleをモットーに生きてるぜ!」という話を聞いてから、そのように生きることを心がけています。(その人は上海のW+K辞めて日本一周してた)
それ以外にも、たくさんの小説のパンチラインや映画の名台詞を心に携えつつ、自分の心に従って生きることを是としています。

北海道にいる理由

釣りにハマってしまった

これはシンプルにコロナ禍で釣りにハマってしまったためです。渓流釣りというジャンルがあり、山の中で沢を登りながら美しい景色を見つつ釣りができるという最高のアクティビティがあることをYoutubeを通じて知りました。昔から年に何度か登山には行っていたので、関連動画としてオススメに出てくる釣り動画を見ているうちにいつの間にか道具を揃えて釣りに行っていました。
しかし、東京は渓流釣りには全く向いていない街でした。車も持てない(家賃や駐車場代が高すぎる)、街から出るだけでめちゃくちゃ時間がかかり、高速も土日は大渋滞。レンタカーを借りて疲れた体に鞭打って出かけてもポイントがわからず全然釣れず、お金だけが飛んでいく日々が続きました。ただ、この時に少し遠出して出かけた山の中の渓流、湖といった自然の景色は街で暮らしていた自分に大きな価値観の変化をもたらしてくれました(いいか悪いかは置いておいて)。
あまりにも県外に行って渓流釣りをするのにお金がかかるので、電車で行ける都内運河でシーバス釣りを始めてみました。確かにめちゃくちゃファイトが面白いし頭を使うので楽しいのです。が、運河で釣った魚が絶望的に臭すぎること、本当に都内のメジャーポイント人が多いこと、基本夜の釣りになるので夜まで働く仕事と両立しにくい(実質土曜の夜しかできない)なと感じました。そのため、綺麗なトラウトを釣りたいという思いが募るばかりでした。

よく車を走らせて、群馬の野反湖や、栃木の湯の湖などに行っていた。

北海道が最高である、という話

釣れないのに釣りにハマった当時の自分としては「残りの人生釣り辞めないだろうし、歳とってもできるし、早く上手くなった方が得だから北海道いこ。」という単純な理由で仕事を辞めていました。むしろ老いてから釣りの魅力に気付いて、やり残しができる方が後悔が大きいと思いました。慣れ親しんだ美術館やライブ、古本屋やレコード屋、友人達との付き合いなど後ろ髪を引く要素は多分にありましたが、気がついたら仕事を辞めて札幌に引っ越していました。(今はよりいい川の近くに住みたくなって、旭川に住んでいます)
北海道はそこらじゅうに川があるので釣りに行きやすく、釣りにお金を払う必要がなくて、景色が綺麗で飯がうまい。車を買ったことで、満員電車や通勤のストレスなしにどこにでも行ける。土曜にお昼まで寝ても、夕方にサクッと釣りに行けたりもするし、より自然や釣りに親しむことが日常になったように感じます。なんなら温泉もサウナも無料のキャンプ場もたくさんあるので釣りの前後もとても充実しています。
僕自身は釣りを始めたのもここ数年で、その道何十年のベテラン釣り師に比べたら全くの初心者です。釣れるポイントなどもほとんどわからないという絶望的なハンデも抱えつつではありますが、サクラマス、ブラウントラウト、アメマス、50cmをゆうに超えるニジマスやアメマス、北海道にしかいないと言われるオショロコマやミヤベイワナ,婚姻色美しいヒメマス、日本三大怪魚の一つであるイトウなども釣ることができました。

近所の普通の川でめちゃくちゃ大きい魚が釣れてしまう。

最後に

仕事か、自分か

仕事を通じて自己実現を成し遂げようとしている(ように自分には見える)人が、昨今SNSや各種メディアでたくさん取り上げられるのを目にします。これまでの職場にもデザインに命をかけた生粋のデザイナーもいましたし、事業開発に心血注ぐ同僚もいます。休日も趣味の一環でプログラミングをしてしまうエンジニア。彼らは仕事でもの凄い成果を上げたり、とてつもなく美しく、より良いものを作ることにきっと何の迷いもないのだろうと思います。仕事と人生がリニアに接続された無駄のない人生。それ自体はものすごく素晴らしいことで、とても羨ましいと感じています。
しかし自分にそれを当てはめた時に「自分にとっての幸福の最大値」までの実現が難しいこともまた理解しています。好きなことをする時間、美しい・楽しい思い出を作るための時間がどうしても必要です。個人的には、そのように思って生きている人は多いのではないかと思っています。仕事に活力を持って望むためのウェルビーイング、ではなくそもそもウェルビーイング、よく生きる事自体が大きな目的です。今後、働く自分としての幸福の最大値が何かということを探求をしながら生きていけたらと思っています。

これから書いていきたいこと

冒頭にも書いたことの繰り言となりますが、このnoteでは自分の目を通して感じたこと。何の変哲もないことですが、北海道の暮らしや釣りのこと、普段やっている仕事の話を書き残していければと思っています。
デザイン関連の仕事をしている方、リモートワークや地方移住を検討している方、釣りに興味がある方などに少しでも届いてもらえればとおもいます。


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