見出し画像

ラグビー解体新書-WTB-

皆さんこんにちは!

Hiroshi_Trainingです!

今回はWTBについて纏めてみました!

今回の記事を読むと

WTBにも様々なスタイルがいるんだ
ボールを持って走るだけがWTBじゃないんだな、、
スピード、キレを出すにはこんなトレーニングが重要なんだな。。

が分かります!

是非最後までお付き合いください!

それでは行ってみましょう!

WTBには三種類ある

今回WTBを纏めるに当たり、僕が思った事です。

以下の通り3タイプに分けました。

フィジカル系
キレキレ系
スピード系

夫々代表的な選手を見ていきましょう。

フィジカル系

タゲレ・ナイヤラヴォロ

ワラビーズ(オーストラリア代表)にも入った大型WTB選手です。

動カラダが大きいと何故抜けるのか、は単純にコンタクトが強いだけでなく、相手のディフェンスもかなり飛び込み気味になり、相手のタックルも自然と弱くなっています

何故か、単純に”怖い”からです。

逆に小さい選手の打開策としては、飛びこまなければ意外と負ける可能性も低い、という事です。これはまた別の内容で触れようと思います。


レマ二・ナドロ

こちらもまた、超大型センターとして有名です。

フィジー代表でキャプテンを務めたこともあり、日本にもNECに暫く在籍していました。

ナイヤラヴォロとも共通する点ですが、

相手のタックルが飛び込み気味→力が伝わらない
コンタクトの重さだけでなく、相手の力をいなす身のこなしも実は上手い

事が動画で良く分かりますね。

フィジカルの活かし方はコンタクトプレーをする時だけでなく、相手に対する心理的影響も大きいな、という事が個人的な今回の学びでした。


キレキレ系

シェーン・ウィリアムス

僕が中学・高校生くらいの時、一番見ていた選手かもしれません。

ウェールズ代表で、しかも当時これだけ小柄なウイングはいませんでした。

でも、骨盤を大きく動かした独特なステップで、相手を魅了し、トライゲッターとしてとても重要な役割を果たしました。

彼の動きを見ていて良いなと思った所は二つ。

①上半身と下半身が連動して動いている事

②ランだけじゃない


①上半身と下半身が連動している

一見すると上半身を結構左右に動かしている印象を受けますが、実はその動きは骨盤の動きから来ています。従い、上半身は全くもって意図的に動かしていないのです。

これだけ脚を動かしたときに上半身も動くと、ディフェンス側はとても止めづらいと思います。

彼の走り方を体現するためのトレーニングは、最後に触れますので、お楽しみに。

②ランだけじゃない

決してランだけが光る選手ではありません。事実、元々スクラムハーフをしていた選手である為、パスは上手です。

抜けた上で最後に味方に確実なラストパスを放る、このパスの選択肢があるからこそ、相手も何をしてくるのか分からず、止めづらい選手になっていると感じます。

WTBだからと言って、ランだけでなく他のスキルも磨く事で、更に魅力的な選手になりうることが分かりますね。

(ビジネスでも一緒ですね!(多分))

走り方の話で行くと、かなり姿勢が立っています。

地面からの力を効率よく前への推進力に変える為ですが、結果的に姿勢が立つ事で視野がかなり広く、ラストパスを放る事が出来ます。


ジオ・アプロン

キレ、と言えば正にこの人だと思います。

このお尻が上がっている骨盤前傾状態、爆発的な加速、キレキレなステップに憧れていました。

シェーン・ウィリアムスと共通して、サイズが小さいですね。フィジカルが物を言うラグビーで、生き残っていくために、小さい選手が取るべき戦略とも言えます。

注目したいのは、

ステップを脚で切っていない(上半身で方向転換)
間合い

です。これらは次に触れるコルビ選手とも共通します。


チェスリン・コルビ

ワールドカップで一躍有名になりました、コルビ選手。

7人制南アフリカ代表の選手でもあり、そのキレキレなステップ、安定したコアは驚くべきものがあります。

彼もアプロンと共通する事ですが、

ステップを脚で切らない(上半身で方向転換)
間合い

がとても上手いです。

ステップを脚で切らないとは何か、ステップは脚で切ってるだろうと思うかもしれません。実は(気づかぬ内に)、上半身(特に胸椎第11番当たり)を一番使用しています。この話については、第一回のまとめに記載しておりますので、是非ご覧ください。

間合いを見てみましょう。

かなり相手に接近して切ると思いきや、違います。かなり相手と間合いがある状態で方向転換をしています。

このステップを切るタイミングは、日本人はもっと早く切るべきなのかな、と個人的に思います。相手との間合いがあまりにも近く、加速を生むことが出来ていない印象が強いからです。

ここまで、キレキレ系のWTBについて見てきました。

彼等から得た学びとしては、

上半身と下半身を連動させる
間合い

でした!

スピード系

ブライアン・ハバナ

スピード、と言えばこの人だと思います。

先程の選手達と比べてかなり直線的なシーンが多いですよね。

上半身が全く持ってぶれない事

ボールを貰った瞬間からのさらなる加速

他の選手と比較しても圧倒的です。

かなり陸上選手に近い体型をしていますが、学べることは

上半身の筋肉の発達具合

首の位置がかなり前弯している(前に突き出ている)

事ですね。


福岡堅樹

先輩を出してしまいましたが、今回のワールドカップでスピードスターとして取り上げられていたので、スピード系とさせて頂きました。

他のメディアでも取り上げられていますが、福岡選手の爆発的なスピードの源泉は、

かなりの前傾位で動き回れる事

だと思います。

この動画でも詳しく述べられているので是非ご覧ください。

とても短い期間ではありましたが、大学時代同じ部活で見ていた感想としては、

かなり上半身が大きくなった

その分加速が増した

感じがします。

スピードアップの肝でも述べている通り、やはり上半身に重さを持ってくる事が重要です。

因みに、福岡選手はスピードだけでなく、ディフェンスでの評価もかなり高いです。タックルやジャッカルのスキルは物凄く高いです。

ここまで、様々なWTB選手について見てきました。

色々学べることがありましたね。

相手を振りほどく身のこなし

上半身と下半身の繋がり

上半身に重さを集める

最後に、では具体的にどんなトレーニングをすべきか、簡単に纏めようと思います。

スピードアップするために

先程挙げた通り、

上半身と下半身が繋がっている

上半身に重さを集める

事がカギかなと思います。

この、上半身と下半身を繋げる、是非これから練習前に試してほしいのは、

腹式呼吸です。

これは別で是非語りたいのですが、ラガーマンは特に呼吸の練習などしたことないと思います。

一方で、この腹式呼吸を通して

腹圧を高め、如何に方向転換しやすいカラダにしておくか

重心位置を高く保ち動き続けるか

が初めて実現可能となります。

腹圧とは、お腹に対して空気がパンパンに入っている状態をイメージして頂くのが良いかと思います。

良く用いられるのは、飛行機が離陸した後のパンパンのポテトチップスのイメージです。

ポテチ パンパン

こんな感じですね。

この時、袋に対して指で押しても指が袋に入りづらい事は分かると思います。そして、このパンパンな袋を落としたらどうなるか、イメージ付きますか。

そうですね、跳ねます。

このパンパンな状態にあるからこそ、外から受ける力をそのまま他の方向に動く力に変える事が可能になるのです。

是非、先ずは腹式呼吸を通して、このパンパンなポテトチップスになってください。そこからの具体的な練習はまた纏めます。

上半身に重心位置を集める、もっと言うと上半身に重心位置が集まるような骨格作りを行う事も必要になってくるわけですが、これもまた、別の機会に詳しく纏めようと思います。

従い、僕が今回先ず皆さんにやっておいてほしいトレーニングは、

腹式呼吸

これに尽きるという事です。


最後に

如何でしたでしょうか。

様々なウイングがいて、彼等から学べることも沢山ありましたね、最後の腹式呼吸は是非この記事を読んだ次の日から試して下さい。皆さんのプレーが劇的に変わります。

最後まで読んでいただき有り難う御座いました。

宜しければスキ&シェア頂けますと幸いです。

コメントもお待ちしてます。こんな記事が欲しい!でもなんでも構いません!















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?