『鬼滅の刃』鬼殺隊キャラで例えながら将棋を説明してみた　第一弾

こんにちは。ひろしと申します。
突然ですが『鬼滅の刃』のブーム、本当にすごいですね。興行収入は約300億で、歴代一位の『千と千尋の神隠し』を近々捉える勢いだそうです。主題歌を歌うLiSAさんも音楽番組に引っ張りだこで、週に必ず一回以上はテレビで見ている気がします。そんな鬼滅ブームにあやかり、みなさんに知っていただきたいものがあります。それは、

将棋

です。
ご存知でしょうか？メディア露出は一時期より控えめになりましたが、藤井聡太さんが有名ですね。歴代最年少プロ棋士、歴代最年少タイトル獲得、歴代最多連勝記録と、偉業を成し遂げ、17歳にして既に伝説となりつつある天才です。
そんな将棋に、私は10年以上、ハマりました。東京大学将棋部にも在籍し、全国優勝も経験しております。授業をサボり、単位を落としながら、来る日も来る日も将棋に打ち込みました。将棋って、めちゃくちゃ面白いんです。将棋を全く知らない方でも、鬼滅の刃チックに説明しておりますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
（本記事では若干のネタバレを含みます。ご注意ください。）

▪️将棋とはどういうゲーム？

将棋は２人で行うゲームで、「相手の王将を先に取ったら勝ち」という非常にシンプルなものです。鬼滅の刃チックに言うと、
炭治郎が倒される前に、鬼舞辻無惨を倒す
ということです。
最初は20個ずつ駒を持っています。1つが王将（炭治郎）で、残り19個は自分の王将（炭治郎）を守ったり、相手の王将（鬼舞辻無惨）を攻めたりする部下です。
そして、将棋の最大の特徴ですが、19個の駒は倒されたら相手に寝返ります。
そうです。
鬼舞辻の血を浴びたら、鬼になってしまうんです。

仲間を増やしたり減らしたりして相手の王将（鬼舞辻無惨）を攻めるのですが、
剣士を最適に配置して炭治郎を守りつつ、鬼舞辻無惨を攻める
というめちゃくちゃ頭を使うゲームなんです。産屋敷耀哉になれます。

藤井聡太さんの影響で、幼少期の能力開発として注目されていますが、「持っている資源を最適化して最大の効果を得る」という思考はビジネスにも応用できるとして、大人にも秘かに人気です。私の友人にも経営者、経営コンサルタント、企業の経営企画担当の仕事をしながら、将棋を趣味にする方が多いです。将棋の戦術を思考する過程がビジネスにも生きている、という証拠だと思います。

▪️将棋の初期配置

互いに20枚ずつ駒を持っている状態から始まるとご説明しましたが、
初期配置は決まっており、下図の通りです。
玉、金、銀、桂、香、飛、角、歩という8種類の駒があり、それぞれ動き方が異なります。次の項目で順に説明します。

▪️駒の動き方

８種類の駒の動き方と役割をご説明します。（動き方は、青いマスで示します。また便宜上、図では駒を一文字表記とします。）
①王将・玉将　（おうしょう・ぎょくしょう）

これを取り合うために戦うゲームです。主人公ですね。言わずもがな、炭治郎です。
縦・横・ナナメに１マスずつ進めます。正式名称は、王将・玉将です。普通、将棋のセットには王将と玉将が一枚ずつ入っています。プロやアマトップレベルの戦いでは、格上が王将を使い、格下が玉将を使うという慣例がありますが、初心者の方は気にしなくて大丈夫です。
一文字表記では、王将も玉将も同様に「玉」（読み方は”ぎょく”）と表現されることが多いです。

②飛車　（ひしゃ）

最も強い駒です。鬼滅の刃的には、悲鳴嶼行冥です。
産屋敷耀哉の自爆作戦を告白され、鬼舞辻抹殺を託された男。めちゃくちゃ重要人物です。
飛車は縦横に無限に動けます。ナナメには１マスも動けません。
飛車を縦横無尽に走らせて、敵陣に切り込んで行くことが、戦いの前半戦のカギとなります。

③角行　（かくぎょう）

飛車の次に強い駒です。鬼滅の刃的には、不死川実弥です。縦横には１マスも動けませんが、ナナメには無限に動くことができます。角も相手陣に切り込む際に活躍する駒となります。飛車と角はとても重要で、失ってもどちらか一方に留めてください。
悲鳴嶼行冥も不死川実弥も失うと絶望します。
「どうやって鬼舞辻無惨を倒すんだ・・・」
と頭を抱えることになります。
それどころか黒死牟に全滅されて終わります。
なので、飛車と角は最大限活躍させつつ、なるべく失わないようにしましょう！

第一弾はここで終了となります。続きは第二弾でご説明します。乞うご期待！！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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