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アトピー考 その17 ー皮膚と筋肉

アトピーについて考える。1つ目は身体の緊張とアトピーの関係について、2つ目は喘息とアトピーについて、3つ目は体温について、4/5つ目は感情について、6/7つ目と前回の14回目に脱砂糖について、8つ目に求められる即効性とタイムラグについて、9つ目では身体を振り返る、体調を知る方法について、10回目は着る服について、11回目はお医者さんとの関係について、12回目はカミングアウトについて、13回目については呼吸について、15回目はアトピーホルダーの理解者や応援者について、16回目は掻くという行為について私見を書いた。

17回目の今回は皮膚と筋肉の関係について考えた。

アトピーの皮膚の奥にある筋肉は固い。皮膚が悪いからその近い筋肉が固いのか筋肉が固くて皮膚に影響を及ぼすのか。これも卵と鶏の関係で良く分からない。いずれにせよ皮膚と筋肉の相関関係で血流が悪くリンパの流れも悪くなっている、と考えるのが自然な発想で論理的だと思う。

皮膚のケアだけでなく筋肉をほぐす。筋肉を使って柔らかくする。皮膚と筋肉の癒着を剥がす。その様な取り組みが皮膚を正常にする効果があると思う。

マッサージして物理的に皮膚と筋肉に刺激を与えるのも良いだろう。運動して筋肉を使いほぐすことも有効かも知れない。

余談だが、筋肉も皮膚も過去の身体を記憶しているらしい。

古い話となるが競輪の中野浩一選手が怪我をした後試合に復帰するためのトレーニングをした際怪我をする前の状態に戻るまでさほど時間がかからなかったそうだ。一度鍛えた筋肉、出来上がった筋肉はそれを記憶しておりいったん失われてもトレーニングすれば元の身体に戻りやすいらしい。

今現在進行中の例とすれば水泳の池江璃花子選手がそうだろう。1年以上の闘病生活から少しずつ回復して最近水泳選手としてのリハビリを開始した。この1年は筋力トレーニングなど出来ておらず脚も腕も細くなっているがリハビリを始めてトレーニングを再開したらきっと普通の人とは違い復活への道はさほど時間がかからないかも知れない。身体が一度覚えたトレーニングや選手としての習慣が復活への道を比較的容易なものにするのではないか。少なくとも初めて経験する道程よりはかつて歩んだ道の方が記憶をたどりながら進めるので簡単とはいかないだろうが普通の人より易しいことになるだろう。

皮膚も記憶している。これはステロイドを塗った経験からも嫌というほど分かっていることだ。筋肉も同じく記憶している。身体全体も同じだろう。

ならば身体が良くなる、治ることも記憶させる。その決意が大切になる。

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