![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140198432/rectangle_large_type_2_ce49fee3b630ac84aa834e74656bf20b.png?width=800)
ここはツールでしょ(ソフトウェア分析)
![](https://assets.st-note.com/img/1716543658758-O1ODn0ZVNq.png)
ツール使ってる?
ソフトウェア開発をするときに、ツールを使っているでしょうか。まさかまったく使っていないという人はいないでしょう。紙と鉛筆だけでソフトウェアを作っている人はいないはずです。ゼッタイ。今回はこのツールについて考えていきます。
ツールを使うのは当たり前。ただしどんな場面でどんなツールをどんな風に使っているかが問題です。
ツールを使うとき使わないとき
ツールを使うときは、その使う場面が何回も繰り返し現れるときです。その繰り返し場面を1回1回手作業でするくらいなら、最初に少しくらい手間になってもツールで対応できるようにしておいて、後は自動化するのがお得です。つまり「楽をするためなら、どんな苦労も厭わない」の精神です。これがツールを使う精神です。
ツールを使わないときは、それが人生で1回こっきりで2度と現れない場面のときです。2回目がないのならツールで自動化しても意味がありません。そのためのツールを覚えるのはもちろん、使い慣れたツールでさえ使うのが面倒に思えるでしょう。心を込めた手作業で十分です。
新しいツールを使わない理由
新しいツールを使わない理由は、そもそもそのツールの使い勝手が悪いという正当なものがあります。たとえ、そのツールが世界で唯一のツールだとしても、使い勝手の悪いツールを使うのは苦痛です。地獄です。
もう一つ大きな理由は、食わず嫌いがあります。本当は優れたツールかもしれませんがなんとなく使いにくい、覚えるのが面倒くさそうという匂いを嗅いだら、また他人のいい加減な口コミを聞いてしまい、使い勝手の悪いツール認定をしています。そして、使わなくなるでしょう。
これはもったいないです。少し入り込んで、少し試して、判断してあげましょう(上から目線でいいので)。
使い慣れたツールを使い続けるのは?
エンジニアは最初に使ったツールを生涯使い続ける傾向があります。例えば、最初のテキストエディタに vi や Emacs を使った人は、一生涯、それを使う呪いがかかります。もしかしたら来世でもそうなるかもしれません。
でもあなたがテキストエディタを使ったことがない、GUIのエディタしか使ったことがない若人であれば、もっとフレキシブルにエディタを選ぶことができるでしょう。なんていったってGUIエディタはどれも似たり寄ったりですから(年寄の勝手な思い込み)。
では使い慣れたツールを使い続けるのはどうなのでしょうか。これは半分間違っていて、半分正しい行いです。間違っているのは優れたツールを使う機会を失い、人生の半分を損しているからです。
正しいのは新しいツールが使い勝手がいいとは限らないからです。他人の口コミ(口車)に影響を受け、新しいツールを追いかけるのは時間の無駄です。人生の無駄です。ちゃんと自分で判断してください。
エンジニアはツールを選ぶ
「エンジニアはツールを選ばず(弘法談)」という言葉もあります(噂かもしれない)が正しくは「ツールはエンジニアを選ぶ」です。
え?ツールとエンジニアの主客転倒している?いえ、正しいです。ツールがエンジニアを選ぶのです。あなたもツールに選ばれるエンジニアになれるようにスキルとそのスピリットを持つようにしましょう。その上で「エンジニアはツールを選ぶ」をしましょう。
ということで今日の結論。「ツールを選ぶ時、ツールもまたエンジニアを選ぶ」以上です。
引用:ソフトウェア開発分析データ集2022 | 社会・産業のデジタル変革 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
よろしければサポートをお願いします!