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不安をコントロールする6つのステップ

こんにちは。中高年を支える男性心理カウンセラーの中今 慎一朗です。

歯医者が怖い不安なカウンセラー


お恥ずかしい話なんですが、いい年して、歯医者さんが苦手で怖いんです。いまどきの歯医者さんは親切な先生やスタッフの方が多いのはわかっているんですが・・・

先日も自分で、歯間ブラシでお手入れしてる時に、いや~な痛みが走って、「あぁ、これは、また虫歯ができたか」と、その日から気になりだし、時々、痛みが走るようになりました。

「あぁ、間違いない。しばらく治療に行ってないから、きっと、何カ所か虫歯があるなぁ」と思いつつ、歯医者さんの治療イスでの恐怖を想像すると怖くなって、一か月以上、グズグズしてしまいました。

さすがに、これ以上放置してもダメだ、と勇気を振り絞って歯医者さんに行って診てもらったら、なんと、「虫歯はありませんよ」という診断でした。

「え?」

自分の中で作り出した虫歯への恐怖で、1か月以上も怯えていたということです。しかも、本当に痛みを感じていた。。。

「不安」はネガティブ感情の代表格で、さまざまな形で、私たちを苦しめますよね。しかし、何か未知なるものを前にして、不安を感じるのは、人間として当然のことで、優れた能力とも言えます。不安があるからこそ、いろいろな危険を回避できたり、失敗しないように備えることができます。

大昔に、我々の祖先が、洞窟で暮らしていたころ、洞窟の外の闇夜にキラッと光るものを見つけたとき、
「何か、危険なものが襲ってくるかもしれない!」と武器を構えて準備し、襲い掛かる獣に立ち向かった不安の強い人たちが生き残ったのです。
「おっ、なんかきれいな光。なんだろ~」と、無邪気に洞窟の外に丸腰で出ていった楽観的な人は獣に食べられてしまっています。
不安の強い人々の子孫である私たちが不安を感じやすいのは仕方のないことですね。

不安という感情の3つの特徴

不安は人間の人間たる所以で、私たちの祖先が生き残ってくるために必須の能力だったわけですが、同時に以下のような特徴もあります。

①不安は脳が創り出したもので、現実ではない。

不安は未来のことを考えて起こっている感情であって、実際「今、ここ」で、起こっていることではないですよね。自分のもっているモノの見方のパターンが強く影響しています。

②不安のほとんどは、実際には起こらない。

ある実験によると、人が不安だと思っていたことの8割以上は、実際には起こらなかったという結果が出ているそうです。

③不安は目を背けようとすると、拡大する。

不安は、私たちを守るためのアラートだった、という性質から、「危険が迫るかもしれないぞ!」と、私たちに気が付いてもらおうとしているわけですね。なので、目を背けて気づかないふりをすると、より強くアピールしてきます。

不安をコントロールするには?

もはや猛獣が襲ってこない現代では、不安は、時にやっかな感情になってしまいますので、暴走させないように、コントロールする方法ですが、

①自分の感じている不安な感情に気づくこと、そして、認めること

自分が感じている感情に気が付くことで、少し立ち止まって、客観的になれるんですよね。そして、不安というネガティブな感情にも意味があることを認める。「ちゃんと危険信号を受け止めたよ。ありがとう。」と不安に知らせてあげる。

②不安という感情を感じている主体は私であって、不安は私の中の一部分である

と考える。時折、不安が肥大化して、自分より不安が大きいような気がして、押しつぶされそうな気になることがあるかもしれません。しかし、不安を感じているのが自分である以上、自分より不安が大きくなることはありません。自分のほうが大きければ、コントロールできるはずです。

③ 何が不安なのか、原因を書き出す。

大切なのは、「漠然とした不安」で、止めてしまわないことです。相手が何者かわからないのでは、対処の仕方が見つかりませんので、とにかく不安に思っている原因を、思いつく限り書き出してみましょう。

④具体的にできる原因への対処法を考える。

思いついた原因に対して、自分ができることを考えましょう。こうすることで、「漠然とした不安だったものが、「自分が克服すべき課題」へと変化します。言い換えれば、「未来のフィクション」だったものが、「現在のリアル」へと変えることができ、これで自分がコントロールできる対象になります。

もう、ここまできたら、

⑤今、ここで、自分ができることに集中する

先ほど考えた自分ができることを、一つずつでも具体的に行動に移していく。そして、

⑥自分の力でコントロールできないことは思い煩わない。

その時間があったら、自分ができることに集中しましょう。

最後に、スポーツ心理学の研究によると、人間が最高のパフォーマンスを発揮できるのは、適度な興奮と、少し高めの不安・緊張を持ち合わせているときなのだそうです。
不安を味方にして、自分がやりたいことのパフォーマンスを上げて目標が達成できれば理想的ですね。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。人間が将来のことを考える能力がある以上、不安とどう付き合っていくかは、かなり大事な問題です。多少なりとも、皆さん自身の対処法を考えるご参考になれば幸いです。

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