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スタイルの違い。それが面白い20240623

全日本選手権を見ていて、
すごく面白い。

すごく面白いのは、
レース展開とかそういうのではなくて、
コーチとして、
その団体、そのクルーの
漕ぎの「スタイル」の違い。

スノボーとかスケボーとか、
かっこいい技をした人を
「スタイルが出てる」とか
そういう風にいうらしいけど、

ローイングにもいろんなスタイルがあるんだなと最近思う。

エントリーを大事にする団体、
ユニフォーミティを大事にする団体、
ドライブを大事にする団体、
などなど。

そりゃ全部を大事にすれば、
一番速いのかもしれないけど、
実際全部を求めるのは非常に難しい、
おそらく世界一の選手であっても全部は極めてないので、

どれか一つ、もしくは優先順位を付けて、
各団体の事情に合わせた最大公約数みたいなものを
この全日本選手権で表現しているところ。

そのそれぞれのスタイルの違いが面白い。

自分のなかで、
ここは優先順位高いはず、低いはず、っていう考えとは、
おそらく全く優先順位の付け方が違うクルー、団体がたくさんいて、
それについて賛成とか反対とかそういうのではなく

スタイルが違う。
それだけで面白い。

結局どんなスタイルでも速ければ良いので、
良いスタイルでも、熟達していなければ、
そのスタイルでは戦えないだろうし、

あまり良くないスタイルでも、
突き詰めれば最強になるのかもしれない。

近道、遠回り、
コーチとしては近道を示したいけれども、
どんな道であっても
愚直に突き進む、その獰猛さ、
果敢さ、勇猛さ、
諦めなさ、負けん気の強さ、

その結果、どこまで行けたか。
そういう戦い、そういうレースが見れる。

それが面白い。

部員がどれだけいるか、
コーチがいるのか、
船はあるのか、
寮はあるのか、
自炊か、
部に予算はあるのか、
バイトしながら生計をたてているのか

いろんな環境下で、
100%不平等な環境下で
自分のスタイルをぶちかます。

レンジは長いほうが良いし、
レートは高いほうが良いし、
ピッチングはしないほうが良いし、
いろいろあるけど、

そんな理屈、屁理屈を超えた
スタイルのぶつかり合い。

楽しみましょう。
今日は最終日。

めちゃくちゃ雨ですが、
より良い自己表現のぶつかり合いが見れることを祈っています。

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