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オカンべんとう

実家に行ったのはもう何日前だろう。あの時、うちのオカンも達者に見えて、すこし危なっかしいところもあるんだ、なんて思ったけれど、それ以後、たまに電話はするけど、あとは何もしない日々が続いている。

自分は、何かしたいと思いつつ、何もできていなかった。そんな反省はたくさんたくさんある。反省はいいから、少しでもオカンと何かできたらいいじゃないの、と思う。

まさにその通り。やれるだけのことはしたいと思う。
オカンが元気なうちに、オカンの好きなことをやらせてあげよう。

でも、オラは実家に帰ると、ものすごくグータラになってしまうんだ。それがいけないわなあ。もっとシャキシャキでやんなきゃいけないのに、ついついだらけてしまう。

反省はいいから、週末は実家へ行こう。オラのふるさとなんだけれど、大変なことになっているぞ。今もたくさんの人たちが住み続けているけれど、人々が選択したわがまま組織が、ムチャクチャにしている。やつらは、自分たちのことしか考えてないし、利権業者にやりたいようにやらせているだけ、しかもすべては人々のために、なんて口先だけのことを言う。

不平不満もいい加減にしよう。

とにかく、オラは実家に行くんだ。
ともだちに会えるかって?

残念ながら、オラにはともだちはいないんだ。
オラがグータラなせいなんだろう。
もっと心開いて、いろんな人のところに飛び込んだら、少しはともだちも振り向いてくれるか。

そうなのかもしれない。
ともだち、ともだち、オラはともだちが欲しかったのか。
そうだと思う。欲しかったんだ。そして、政治のこととか、経済のこととか、おしゃべりしたかったのか。

そうでもないかな。
オラは、何がしたかったんだろう。
わからなくなるな。

暑いけど、とりあえず行ってみるさ。
ちゃんと水分補給しながら、暑い街を歩いてみるさ。