[ ]は心の中のセリフです。 登場人物 私、K、奥さん、お嬢さん、ナレーター 先生の遺書 三十五よりスタート N (そのうち年が暮れて春になりました。)お正月のある日 奥さん(Kに対して)「かるたをやりますから、誰か友達を連れて来てくれませんか?」 K(すぐに)「友達なぞは一人もないです。」 奥さんは(驚いてしまいました。)……… 奥さん「それじゃ、あなたの知った方でも呼んで来たらどうですか?」 私(いい加減な生(なま)返事)「はい……」 N ところが晩になってK
昨日、選挙がありました。うちの家族も朝から参加してきました。どうにか私たちの投票が結果につながりました。ザンネンなことが多い私んちでは、珍しいことです。私が当選したわけじゃないのに、何となくホッとします。そんなことで喜んでも、私たちの生活はそんなに変らないだろうけど、せめて納得して生きていくためには、これを招いたのは自分たちの選択した結果だと理解できたら、何となくいい感じです。 そもそも、社会というのは簡単に自分たちが作り上げられるものではありませんでした。ものすごく時間は
この踊りは、お獅子なんだろうか、それともシカなんだろうか。 「鹿」の字が使われていて、たしかに鹿らしい角を持っているから、シカさんが太鼓をもって踊ってくれているんでしよう。獅子舞でなく、シカを選び取り、ひとりの踊り手だけではなく、みんなでシカたちが踊っているおまつりを作り上げたのは、この地域の人たちの知恵だったのだろうなと感心します。 踊らなくてはならないし、シカさんたちの足もとは見えます。それをしっかりと脚絆みたいなのでくるんであって、まるでシカのあしが見えているような
11月28日 日曜 晴れたり曇ったり 7時30分(夜勤明けの仕事より)帰ります。(家族は)みんな横になっていて、自分も横になります。9時30分起床して子どもたちとキャッチボールいたします。朝食なしです。 10時40分Pのお店・百万ドルでダメ。もう一つのPのお店大正会館にてちょっとでした。甥っ子と下の子がPのお店に来る。妻に三千円(プレゼント? 渡すの)です。14時30分(家に)帰ります。昼食ひとりでいたします。食後テレビ見る。甥っ子は大正会館にてチョコレートをもらって来ま
去年も、何ということはないけど、二年生が北海道に行った、という情報だけで、何だか自分も行きたくなって、ひとりで出かけたことがありました。 千歳市に泊まって、千歳川のインディアン水車というのを見せてもらい、川をさかのぼってきたサケたちがからめとられるのを見てしまいました。それは哀しいものがあったのだけれど、ふるさとの支笏湖をめざしてはるばる旅してきたサケたちを目の前にして、ただその情熱には感動させられたものでした。 人間は、サケたちの命をいただく。その前に卵をもらい、受精さ
かなり昔の、うちの奥さんのイラストです。どうしてこういうクマさんを描いたのか、元ネタがあったのか、私にはわかりません。 ただ、とても彼女らしい優しい絵だなとは思っていました。だから、私がフアイルに保存していました。それを何年か前にスキャンして、今ごろノコノコ登場させました。 私もなかなかマヌケというのか、まだらハゲ(ハゲは関係なかったですね!)というのか、忘れた頃に何かコソコソやっている。 うちの奥さんの描く世界が、現実にあるとは思えないけど、何だか生き物たちが優しく、