子供たちの英語の習得・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第9話>
新学期
トモ(長男)の小学校の夏休みが終わり、新学期(イギリスでは9月が新学期)が始まったところで、ちょっと問題発生。
学年が上がったため先生が新しくなりましたが、前の先生からの申し送りとして
・トモは4月に日本から来たばかりであること
・先生の言うことは理解できるが、それへの受け答えはまだ十分にはできないこと
がうまく伝わっていなかったみたい。
新しい先生は、授業での簡単な質問にトモがうまく答えることができなかったので、「こんなことがなぜわからないの」と責めたみたい。トモは内容はわかっているものの、言いたいことを英語で表現できなくて、くやしくて思わず泣いてしまったようです。
夕方、妻がいつものように学校に迎えに行くと、クラスの仲良しの友達がみんな妻に向かって、しょんぼりしているトモをかばうように、「今日はトモが泣いた」「トモが泣いちゃった」と説明してくれたそうです。
気にすることないよ。のんびりやろう。
テレビで英語の勉強
日本に来ている外国人には、子供の頃マンガで日本語を勉強したという人が多いと聞きます。
我が家でも同じ。イギリスでもテレビで子供向けのアニメがあり、毎日夕方になるとトモとアッシュは兄弟そろって見ています。
・犬が主人公のホラーチックなストーリー
・自称 天才少年のドタバタ学園ドラマ
・・・
もちろん英語だけど、二人はそれを笑いながら笑っています。ちなみに、しゃべるのが早すぎて私にはよく聞き取れません。子供たちは登場人物たちの会話を聞きとり、おかしくて笑っているのか、それとも単に絵面がおもしろくて笑っているのか。
まあ、どちらでも構わない。生活を楽しんでもらえているのであれば。
日本からの海外赴任者の中には、子供が現地学校に馴染めずに仕方なく家族が帰国してしまう例もあると聞きます。幸いなことに息子たちは苦労しながらもイギリスでの生活を続けられています。
一学期間のご褒美
一学期間よく頑張ったご褒美として、学期が終わる毎に家族で寿司屋に食事に行くことにしました。車で30分あまり走ったところに韓国人が経営している小さな寿司屋があります。(ここが一番近い寿司屋)
注文するのはいつも同じ。トモはエビが好き。アッシュはトビッコ(トビウオの卵)が好き。
“ten Ebi”
“ten Tobikko”
全然高級品ではないけれど、出てきた寿司を二人はとってもとってもおいしそうに食べ、十分満足しているみたい。
さあ、来学期もまた頑張ろう。