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家族を迎える準備(1)・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第6話>

「家族を迎える準備(その1)」

イギリスに赴任して半年後の3月に家族を呼び寄せることにしました。
それまでに家族がうまく生活できるように準備を整えなければいけません。

・まずは、子供の小学校。
歩いて10分程度のところにあります。小学校へ行って校長先生に面会し、家族を呼び寄せるので子供を通わせたいこと でも日本人のため英語はほとんどできないこと などを説明し、入学申し込みを行いました。
・近くの道路の状況や交通量をチェック。
・スーパーマーケット・・・ 車で10分ほどの駅前通りにある。
・クリーニング店・・・ 同じく駅前どおりにあった。
・レストランや食堂・・・ パブ、イタリアン、インド料理があります。休みの度に一つずつ試しに入って食事してみます。
その他 周辺を回って生活に必要な情報を集めていきました。 

マンションの賃貸終了?

ところが・・・
2月にマンションの部屋の大家から突然手紙が来ました。賃貸をやめるので出て行ってくれ とのこと。
どういうこと?
大家(30才くらいの男性)に聞いてみたところ、彼女(小さな会社を経営)と同棲していたためこの部屋を貸していたが、別れてしまったので戻ることにした とのこと。なんだよ、まったく。

不動産屋に相談したところ、契約上、直ちに出る必要はないとのことですが、いずれにしろ もうすぐ家族がやってくるので、すぐにでも新しい家を探さなければいけません。

新しい賃貸物件

仕事もそっちのけで、不動産屋をいくつか当たって毎日探したところ、同じ町に戸建ての物件を見つけることができました。Semi Detachedという造りで、二階建ての大きな木造建築の家を真ん中で左側と右側に半分に分けたような家でイギリスでは典型的な形式らしいです。

築年数は数十年経っており、外観は結構古いですが、キッチン・バス・水回りはリフォームされていて問題ありません。
古いわりには家賃がちょっと高いかなぁ。日本では古くなるに従って家賃は急速に下がりますが、イギリスでは古いものを大切にするので、ちゃんと手入れをしていれば、逆に家賃が上がる傾向にあるみたい。
静かな住宅街にあり、周りの環境も良い。ここに決めよう。

さて、家族の生活の準備をまた最初からやり直さなければなりません。


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