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一旦停止違反・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第58話>

休日に郊外の田舎町にドライブに行きました。
畑の中を進み、突き当りのT字路で右折。

曲がった先に、パトカーが停まっており、警察官に呼び止められました。
何を言っているのかすぐには理解できなかったのですが、どうもT字路のところで一旦停止しなかったと言っているようです。
確かに一旦停止していません。不勉強でしたが、フランスにも一旦停止の規則があることを知りませんでした。(だって、街なかで一旦停止をしている車を見たことがないし。)

警察官が言っていることは理解できましたが、ここはフランス語がわからない外国人のふりを通そう。「え?え?」とか言っておけば、そのうち「面倒くせーな、行ってよし」と言われることを期待しました。
しかしダメでした。雰囲気からして許してくれそうにありません。
なお、免許証を提出して取り調べを受けている間、T字路を見ていると次々と車が来ますが、だれも一旦停止していません。警察官にそれを指差し、誰も止まってないじゃないかと抗議しました。すると 警察官は、肩をすくめて首をかしげました。よくあるポーズです。

警察官は、違反切符を切るので罰金を支払えと言います(その場での支払い)。
財布をみたら、たまたま現金の持ち合わせが多くありませんでした。そこで「今 十分な現金がありません」と言ってみました。「しょーがねーな、もういい、行け」と言われるかと期待しました。

しかし、なんと私の免許証を取り上げてしまい、パトカーについて来いと言います。
言われた通りにするしかありません。パトカーに先導されて10分ほど走ると村のメインストリートに着き、銀行の前に止まりました。ATM(現金自動支払機)を指差し、ここで引き出せと言います。
はいはい、わかりました。もう抵抗はしません。カードで現金を引き出し、パトカーに乗り込み、書類を書かされ、その場で違反金の支払いを行いました。
すると領収書と一緒に免許証を返され、解放してくれました。
今後は、交通標識にもっと注意を払って運転しよう。

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