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空港の回転寿司・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第35話>

ロンドンの空港の中に回転寿司店がオープンしました。
日常 家ではご飯(米)とみそ汁は食べていますが、外食でうどん・そば・寿司などを食べられる和食のお店が家の近隣にはないため、出張の帰りにさっそくこの寿司店に入ってみました。 

カウンターの中では若いイギリス人の女性が寿司の皿をレーンに乗せています。(もちろん寿司職人ではありません)
シャリ玉は寿司ロボットが作っています。最近の寿司ロボットは性能が良くて、そこそこのシャリ玉が作れるとニュースで見たことがあります。シャリ玉がお皿に乗ってどんどん出てきます。
店員のイギリス人女性は、冷蔵庫からネタの入ったトレイを出し、ロボットが作ったシャリの上に一つ一つ丁寧にネタを置いていきます。握るのではありません。単に乗せるだけです。寿司の乗ったお皿にカバーを被せて、回るレーンの上に置いていきます。
なるほど、これなら寿司職人でなくてもできそうです。 

カウンターの席に座ると、彼女が私に向かって説明を始めました。
・レーンに乗って回っている寿司はどれでも好きなお皿を取ってください。
・食べたお皿は横に置いてください。あとで枚数をカウントします。
・コップとお茶は…. 

私は彼女の説明を途中でさえぎって、にこやかに返事をしました。
「大丈夫です。十分知っています。私は日本人なので。」
(あ、でも もしかしたら彼女は回転寿司システムが日本製であることを知らないかも…)
とりあえず、お礼を言って 寿司を頂きました。

 味はまあまあです。シャリはロボットが作るし、ネタはおそらく日本からの輸入品でしょう。シャリが乗せてあるだけで握っていないので食感はイマイチですが、それでも日頃外食で和食自体が食べられないので、とりあえず満足。 

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