職業講話
先日、地元の中学校で職業講話をしました。
私の雑誌記者と言う仕事を通じて中学生に何が伝えられるのか。ものすごく悩みました。
草案を準備して実際に1人で喋ってみたら、ゆっくり目に話したつもりでも20分足らずで読み切ってしまった。
授業は45分。
そんな長時間、どうやって持たせようか。先生ってすごいな。
ジタバタしても仕方ない。
開き直って臨んでみたら、逆に時間が足りなくなってしまう始末。
仕事の紹介、始めたきっかけ。
仕事を始めたばかりの頃の話。
そして一番伝えたかったコミュニケーションの話。
取材も対象とのコミュニケーションが大事だと言う事。
そしてネット世代の子供達に特に伝えたかった文字によるコミュニケーションの難しさ。
だからこそだからこそ顔を合わせて話すことが大切だと言う事。
この数週間、すごく時間を掛けて色んな事を感じ、考えたものが堰を切ったように口から出ている感じでした。
生徒達もしっかりとこちらの目を見て話を聞いてくれました。
大人が真剣に向き合えば子供にもその真剣さは伝わるんですよね。
最後に生徒からこんな質問が来ました。
「仕事を選ぶ時に何を大切にしましたか?」
そんな難しい質問が来るとは思ってなかったけど、ここ数週間自分の30年と向き合ってきたから素直に言葉が出てきました。
「人それぞれ色々あると思うけど、俺は文字を書くのが好きだったからかな。一つ好きな要素があるからこそ、大変な仕事でも続けていけたと思う。
君達は将来自分がどんな仕事に就くか、まだまだ見えてないと思うけど、色んな好きを増やしていけば就きたい仕事の幅が広がるんじゃないかな。だからいろんな事を全力で楽しんで、たくさんの好きを作ってください」
貴重な時間、貴重な体験になりました。
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