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2022 夏の菅平

菅平を訪問したのには二つの理由があった。

一つ目は、コロナ禍で、多くの合宿が2年の間キャンセルになり、菅平の宿泊・観光施設は大きな打撃を受けた。その皆さんがどんな想いでいるのかが気になっていたことだ。
今年は、いよいよ合宿できる!!と、9割近くの学校が菅平での合宿を再開したと聞いていたが、合宿前や合宿中にコロナ感染者が出るなどで、現実はまだ7割程度だそうだ。
しかし今回、宿泊・観光施設の方々にもお会いして、不安定ながらも活気が戻りつつあることを喜んでおられるように感じられた。

もう一つ、メインの目的は、桐生第一高校のパフォーマンスとリーダーシップについて自分の目で見ることだ。
桐生第一高校ラグビー部とは1年半以上かけて、リーダーシップ教育に取り組んでおり、チーム内に4人のリーダーをつくるなど、組織から構築してきた。
今年のリーダー陣は、例年にも増して良い形でチームをリードできていた。
体を張り続ける、要所を抑える、アタックで仕掛ける、チームをまとめる。それぞれの役割が少しずつ異なるリーダー達は、選手やコーチからの信頼を勝ち取り、チームを作っていた。
選手同士の対話も多く、とても良い雰囲気であった。

僕から提案したのは、試合中のトライを取った後や逆に取られた後にある、1分ほどの選手だけでの対話の時間(チームトーク)の有効活用についてだった。
1分の間に、水を飲み、どのような対話にするのか、リーダーの器量が問われる。
ユニットごとに話すのか、チーム全体で話すのか、リーダー同士で話すのか。
上手くいっているならばチーム全体の対話がそれほど必要ないという場合もあり、一概にこれが正解というものはない。
最近は、一緒に深呼吸をしてからチームトークに入るチームも多い。

僕からは、自分たちなりのチームトークを考えるキッカケだけを投げかけた。

ここからどう考えるのかはリーダー次第。
彼らなりに考えて、明日以降どんなアクションをとるのか楽しみである。

桐生第一の試合の合間には、日本代表時代にお世話になったプチホテルゾンタックや最近出来た鹿のジビエのタコス屋やラグビー関連のショップなど菅平の各所を訪問した。

早稲田大学のグラウンドには同期の太田尾監督に会うことができ、隣のグラウンドでは佐賀工業も練習をしていたので、そこで色々と話をすることもできた。
昔一緒に写真を撮った少年が大人になっていて再会できたことも、楽しい時間だった。

来年は、様々なチームのキャプテンと対話する会をつくれたらなーとか、
体に優しいスイーツとして、甘酒ソフトクリームとか甘酒チョコとかあったら選手、ファン、保護者や先生も喜んでくれるかもなーとか、楽しい妄想が生まれてきた。

菅平に集う人と向き合うことを一番に考えながら、皆の可能性がひらくような活動ができるよう考えたい!



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