【買い物は投票なんだ】藤原ひろのぶさんから学んだ話 No,1 本質を捉える
先日、東京に藤原ひろのぶさんの講演会に行ってきました。
藤原ひろのぶとは
1900一年大阪府生まれ。特定非営利活動法人「NGO GOOD EARTH」代表。大学卒業後、一般企業に就職するが3年で退社。社会の様々な問題に目を向ける中、貧困と言うテーマにたどり着く。ギニア、ネパール、バングラデシュで現地雇用を創出するための事業を展開。日本では月間200万 PVを誇るサイト「健康のすすめ」の管理人として、全国各地で積極的な講演活動を展開している。尊敬する人物はマハトマ・ガンジー。
今度の12月、新宮で行うイベントの準備を一緒に進めている中村美奈子さんに「一緒にいかん?」と誘って貰ったのがきっかけ。
藤原さんは社会活動家として、主にバングラデシュでフードを提供する活動「ギフトフード」を実施したり、学校を建てたりしてスラムに住む子どもたちのために日本とバングラディッシュを往復されながら活動をされています。
また、日本では年間300という数の講演をしながら、国内を回り「1人でも気づきを得る人が多くなればいい」と講演活動を行ってらっしゃいます。
1. 「今」何が大切か本質を見つめないと
見た目は、とっつきやすそうなお兄さんな感じ。
大阪弁をちょいちょい混ぜ込みながら、とてもリズムよくお話しされていて、自然と引き込まれるそんな感じ。
そんな藤原さんが講演の中で何度も口にしていたのが、
「人が死ぬ。大切なのは今だよ」
このことを何度もおっしゃっていました。
コロナの影響で人と関わる場所に行く場合は必ずマスクをつけないといけない風潮が強くなっています。学校でも子供たちは全員マスクをつけないといけないですし、友達同士話をしてはいけませんと言われている学校も多くあるそうです。
実際に、僕が現在勤めている中学校でも、コロナの感染拡大を防ぐための施作がいくつかされており、給食の時間子どもたちは全員黒板を向いて静かに食べています。会話は一切しないように!とまでは言われていないそうなのですが、その光景は異様。
その中、担任の先生は子どもと対面に座らないと言う配慮で、教卓でご飯を食べるのではなく、廊下に設置した机で1人食事を採られています。
そこまでする必要があるのかな?これが僕の本音です。
コロナの感染者数がまた増えてきていますが、重症患者や死亡者はほとんどは高齢の方々。10代でコロナによってなくなった方は、現在まだ0人です。
もちろん、高齢者と同居している子供たちがいる場合は、家族の為にもコロナにかからないよう万全の対策は必要です。しかし、子どもたちの今しかない時間も大切。
会話が生まれ、友だち同士のコミュニケーションを築くにはとても大切なお昼の時間。生徒と先生の垣根を越えて、ざっくばらんにいろんなお話ができるとても重要な時間です。しかし、そんな時間も「コロナが怖いから」と言って、子どもたちの大切な時間を奪っている現状。
あの時間を大切だと思っていたぼくにとっては、う〜ん。とやりきれない感じ。
WHOは過度なマスクの使用を控えるようにずっと言っています。マスクをつけているという安心感から、手指の消毒や怠るケースが増えているとのことで、手洗いうがいの基本的なことからやっていくべきだと3月の時点で言っていました。
「予防」として捉えるには、大切であることは間違いないですが、強制的につけなさいという風潮はどうなのでしょう。難しい。
2. メディアの本質をとらえる
日本人はメディアの情報を信じすぎるのも、よくないことだと藤原さん。
報道が理由で、マスクやトイレットペーパーがドラッグストアからなくなってしまったことがありました。イソジンもそうですね。大阪の吉村知事が発言したことで、翌日から店頭から全て消えてしまいました。
本当に必要だったんでしょうか。
在庫はたくさんあります。と言ってた、ドラッグストアの店長さんの声をどうして聞けなかったのでしょう。
不安にあおられ、メディアの情報を鵜呑みにし「やばい」とすぐに感じてしまう日本人。
例えば、リポビタンデーのCM。
タンクトップの筋肉隆々の男の人2人が、助け合って崖を上っているあのCMですね。「ファイトーいっぱ〜つ」と言う掛け声で最後は崖を見事登りきるのですが、あのリポビタンデーはそんなに力を発揮するすごいものが含まれているのか。
「タウリン1000ミリグラム配合」
このタウリン1000ミリグラムがどういった栄養価か皆さんご存知ですか?
あれを飲めばあの断崖絶壁の崖を登り切れるんだから、相当凄いものが入っていると思いますよね。
実際の1000ミリグラムとは、実は
タウリン1000ミリグラム=牡蠣1個
いや、待って。そんなもんであの崖は登れん。笑
800円のカキフライ定食でも5個は入ってるけど、その定食食べたとて、あの崖は登れん。笑
では、牡蠣一個分であの崖登ってるんや!というフィルターを通してもう一度このCMを見てください。
そう思って見てみると、たしかに突っ込みどころ満載ですよね。笑
あともう一つ。
皆さんエナジードリンクのモンスターはご存知ですか?
今や中学から大学までの学生さんに多く飲まれているそうなんですね。というのも、あれを飲めばテスト勉強中も眠たくなっても頑張れる。
部活で疲れた体にこれを注入すれば元気を取り戻せるとの理由でよく飲まれているそうです。
ですが、この飲み物の正体は何かご存知ですか?
実は中には砂糖23個とカフェインが大量に入っているそうです。
体が元気になったり元気になったと感じるこの原因要因は、中に入っている砂糖とカフェインによって血糖値が爆上がりするので、脳が活性化されたり、体が軽くなったような錯覚を引き起こしているわけです。血糖値が上がったことで、体を勘違いさせ元気になったと思わせてると言うカラクリ。
それが今や、中高生がこぞって手に取って、ぼくたちに元気をくれるんだと飲まれています。
成長期真っ只中の中高生にとって、この飲み物が体に良いか悪いかなんて言う必要もありません。
体に悪い一択です。
本来であればメーカーがそういった説明をしなければならない。
そもそもそんな商品を作っちゃいけない。
でも、「エナジーを解放せよ」だとか「翼を授ける」とかそんなキャッチコピーで、売り出してしまっているんですよね。
子どもたちの健康なんて何にも考えられていません。自社の売り上げが上がればオッケー。利益が上がればオッケー。きっと社員さんの中にも子どもを持っている人もいるはずなのに。
って、こんな見方にたどり着くのも少数。
要は企業もテレビも、宣伝をしてモノを売る行為をしているという事は、スポンサーを募り販売活動をスタートしているということ。
スポンサーを募るという事はそれだけお金も回収し、利益に繋げないといけない。つまりは、本質的な人間の健康だとかそういったところには目もくれず、儲けばかりを追って行動しているということなのです。
メディアで流れる情報全てを鵜呑みにしていては、自分の人生を棒に振ってしまう。また地球を環境を破壊する力に加担してしまっているということになることを気づかなければいけません。
コロナの話に戻りますが、マスクやトイレットペーパーが全国のドラッグストアからなくなってしまうという事はありえない話。でも、メディアの情報を鵜呑みにし不安にあおられた結果この事態を引き起こしました。
この騒動の教訓は、どんな情報も鵜呑みにしないこと。そしてあなたが正しいと信じることを強要しないと言う事です。
メディアから得た情報が本当に正しいのか、情報の裏側を見て判断するメディアリテラシーが今の日本には必要だということがわかります。
《続く》
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