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オールドボーイ!サンパウロで見たカッコいい男たちの姿! さわやかNo,17

1. ブラジルに野球を伝えた方々のレジェンド大会

「周りはみんな僕の年齢ばかりを気にする。みんな僕に衰えてほしいのかな?どうして,これから僕の絶頂期がくると考えられないんだろう?」

これは,野球界のスーパースター,イチローの言葉。

まさに今日,その言葉を象徴する光景に出会うことができました!

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サンパウロ市はボンへチーロの球場で,カテゴリー“オールドボーイズ”の野球の大会が行われているということで見にきました。


年齢を伺うと,参加資格は60歳以上。選手の9.5割は,日系人の方。


以前,このブログでも書きましたが,ブラジルに野球を持ち込んで来られた方々です。

今回の大会に,以前旅行先でお世話になった方々が所属する,サンパウロ州ミランドポリス市のアリアンサのチームが参加していたので,色々とお話を聞かせてもらいながら観戦しました。

アリアンサのチームは平均年齢70歳ほど。バスで10時間かけて,移動した後の試合ですが,一切の疲れも見せずに試合をされていました。


「この大会があるから時間のある時は練習していた」と。


年齢を感じさせないゴロ捌きにバットスイング。見ていて60歳以上の選手たちであることを忘れます。

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2. 野球は何歳でもできるんだ

日本も日曜日の朝早くから,公園の球場や広場で,草野球をしているのをよく見かけるし,私自身も参加したことがありますが,こうした世代の方々がプレーしているのは,そう思うと見たことないな〜と。


こうした高齢者の活躍できる場が日本にも,もっともっとできれば良いのにね。

これからの日本は超高齢化社会になっていきます。老人ホームを増やすことももちろん大事で,しなくてはならないことですよね。


でも,このブラジルのように,この世代の方々のための大会を開いたりと,高齢の方でもバリバリ活躍できる場を作ることも一つの手じゃないかな?と感じます。

現在の日本では,子どもの減少と共に,野球人口の減少が叫ばれています。


過酷な練習,一発勝負のトーナメント戦,その影響によるピッチャーの身体への負担,年が増すことに厳しくなっている炎天下での甲子園大会等々,多くのネガティブな意見も飛び交う日本の野球界。


違った視点で,新しいところに目を向けるのも一つかも。


若い頃にバリバリ野球をしていた人たちが輝ける場所を作る。そうすることで健康へのモチベーションも変わると思うし,若い人たちも“年齢に限界はないんや!”と,いろんな挑戦意思がわくかもしれません。

3. 守りの老いより攻めの老い

“ある程度歳がきたら引退”“私はそろそろ身を引かなければならない”という,こうした日本の常識的な考え方や思い込みを,ガラッと変えるチャンスが生まれるはず!何歳になっても好きなことができるって最高です!

守りの老いより,攻めの老い!!目標を見つけて,体を動かして,自分も70歳,80歳になってもバリバリ野球ができるように,これから準備していこうと思います!!よっしゃ!!

大差をつけられコールドで負けたTEAMアリアンサ。ロッカーに引き上げるやすぐに,お疲れさんと言いながらトランプを机に広げて笑いあっていました。とってもカッコいい男たちでした。

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