リスケ中に資金調達は行えるか?
コロナによる影響を受けて、多くの企業がリスケを行なっている。
例えば、先日相談があった飲食店は公庫から30百万円の借入を行なって事業展開していた。
先月にコロナの影響で店を休業。
資金繰りが不安な事から、公庫に相談に行くと、「融資かリスケのどちらがいいか?」と聞かれ、同社はリスケを選んだ。
そこから1、2週間程度経ち、先日当社に資金繰りの相談があった。
そこから公庫への交渉を実施。
通常時であれば、リスケをすると、新たな資金調達は行えなくなるのが常であるが、コロナの緊急事態からか資金調達が行えそうと言う目処がたった。
稀なケースではあるが、コロナ禍では、リスケ中でも借入が可能と言う事である。
コロナ中の資金繰りのポイント
1.借入かリスケの選択肢であるならば、借入を行う事
現在は無担保無利子なので、リスクなく借入が行える。使用せずとも、いつまで続くかわからないため、借入を行なっていて損はない。
2.借入を行なった後に資金繰りにお困ったならば、さらなる借入可能性を把握
借入を行なった上で、さらに資金繰りが悪化した場合は、さらなる借入(無担保無利子が可能であるか)が可能かを確認しよう。可能であれば、通常に営業が開始できた場合の利益で、実現が可能な、返済年数を確認しよう。
3.追加借入はできない、と判断した場合にリスケを行おう
借入が困難と分かった上で、リスケを実行しよう。
ただし、リスケをした場合は、リスケ中の追加の資金調達はできないと考えておいたほうが無難。クレジットカードなどは使えるが、住宅ローンなど、新たなローンには通りにづらくなるなど、デメリットが大きい。
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