朝と夜のコントラスト

幸運なことに
あの人が自分の中に生きている
愛とは感情や行為ではなく
自分自身の空き部屋に住んでいただいている住人なのだ
あの人が泣くと悲しくて
あの人が笑うと嬉しい
でもそういったシンクロ機能に微妙なズレが生じる時があって
壁に耳を当ててみる

こんな夜に一人で何をしているのですか

私にとっては
痒いのに掻く場所が見つからない
長い夜なのです
自分の中の自分ではないものを形にしていたら
こんな朝になってしまった。

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