趣味の「採算モデル」を意識する

こんにちは。佐藤大朗(ひろお)です。もう大人なのに、会社を休んで、三国志を研究しています。
おもしろかった本を紹介します。じつは、読む前から実践していましたが、これを読んでからは、改めて意識し、行動の指針にしています。

メンタリストDaiGoの『「好き」を「お金」に変える心理学』

一文で要約すると、趣味でお金を稼いで、そのお金を趣味に注ぎ込もう、です。ぼく経理職のサラリーマンなので、経理っぽく言うと、「独立採算性」のもと「再投資」せよ、というアドバイスです。

先日、知人(共通の趣味の持ち主)が語ってくれたのですが、「会社でお金を稼いで、趣味に注ぐためのお金を作る」という経済観念を持っていました。間違いじゃないし、悪いことじゃないですけど、そんなの、ジリ貧ですよ。
例えてみましょう。「カフェを開くのが夢」とします。
昼間は会社勤めをがんばって、夜にだけカフェの店長になる。カフェは赤字なので、会社で稼いだお金を注ぎ込んで、カフェを維持している…という状態だとします。
…これはダメです!
持続できないからです。
カフェをやればやるほど、赤字が垂れ流されます。会社づとめを、よりいっそう頑張らなければ、回らなくなります。より多く、会社にエネルギーと時間を割いたら、そのウラでは、カフェがおろそかになります。手抜きのカフェに、来てくれるひとは少ないでしょう。カフェの赤字が膨らみます…。
端的に言って、地獄です。

そうじゃなく、カフェにかかったお金(費用)は、ギリギリ、カフェの売上でカバーできるようにしましょう。
ただし、カフェのもうけ(利益)だけでは、豊かな生活を維持するのが厳しいので、会社勤めもしている…と。少なくとも、これぐらいじゃないと、カフェを続けることができません。

欲を言うならば、カフェがもうけを出して、そのお金を、よりよいカフェにするために使う(投資する)。
その結果、カフェのお客様が増えて、手元にお金が残りやすくなる。というサイクルを目指したいです。

絵にかいた餅だ!理想論だ!
それができれば、苦労はしないよ!!
という声が聞こえてきますし、ぼくも完全に実践できているわけじゃないですが、最初から、ムリだと切り捨てるのではなくて、
ゴールを思い描いて、
趣味は趣味で、お金の流れを完結できるように、考えていくべきだと思います。無頓着に赤字の垂れ流さないように、活動を設計していく。これが大事だと思います。

採算のモデルを「考えたことがない」のと、「実現には遠いが、頭の片隅にはある」というのとでは、雲泥の差です。
趣味のお金は、趣味のなかで完結させ、あわよくば拡大させる。皆さんも、意識してみて下さい。ぼくは、いつも考えています!!

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