趣味の話
そもそも趣味にお金をかけられるほど収入がありません。ひろさきです。
徹底的なインドア派なので、趣味と言えば、、、これが出てこない。テレビ、ゲーム、アニメ、読書、音楽など、一通り見たり聞いたりはするものの、趣味というほどのめり込んでいない。かといって植物を育てるわけでも、手芸や工作、プラモデル、レザークラフト、アクアリウムなど、インドア派でも創造的で趣味と言いやすい何かを嗜んでいるわけでもない。
趣味って何ですかね。
ついそのことを考えてしまい、空いている時間は没頭してしまう。食費や洋服代を切り詰めてお金をかけてしまう。それこそブログや動画として表現したり、コミュニティに入って仲間と語らう。
それくらいでないと趣味とは言えないんじゃないか、と思ってしまう。
音楽は好きだけど聞くだけだし、年中聞いてるわけでもない。ドラマやアニメは毎週見ることができない。なんとなく飽きてしまうのだ。では映画は、と思うも、見るには体力と強い意志が必要で、だいたい「今はいいや」となる。ゲームも少しはやるが、すぐに攻略サイトを見るし、最初から very easy を選択するし、そもそも昔に発売されて十分に安くなったゲームしかしないうえに、クリアもしない。
やっぱり趣味とは言えない気がする。
世の中を見渡せば、スポーツやアウトドア、車や写真など、さまざまな趣味に没頭し、趣味を起点にコミュニティを形成して、仲間たちとキラキラした笑顔で楽しそうにしている異世界の住人がおり、趣味は人生を楽しむために不可欠なのだと、思い知らされる。
アニメや漫画だって、詳細な検証や深い考察がネットには溢れているし、コミュニティが形成されていて、その中で意見を論じ合う姿は、一人でひざを抱えているよりも楽しそうに見える。
どうしたら趣味を持つことができるのだろうか。趣味と言える条件は何なのだろうか。
同好の士とコミュニティを形成することで、初めて趣味と言えるのか。時間を忘れて没頭することなのだろうか。莫大なお金をかけることなのだろうか。膨大な知識量を有することなのだろうか。どれもこれも必要そうでありつつも、ちょっとずれている気がする。だいたい、何一つ達成できそうもない。
これはきっと、私の趣味に対する定義の条件が高いせいなのかもしれない。たまに(陽キャに多くみられるが)1週間ほど前から始めたことすらも、最近の趣味は。。。と言ったりする人がいる。私の趣味の概念では、そんなことはあり得ない。すくなくとも1年くらいはお試し期間だし、1週間やそこらで得た知識など、それこそネット検索でいくらでも知り得ることができ、「にわか」じゃないか、と思うからだ。
もうひとつ、趣味は他者と共有して楽しめるもの、という固定観念がある。SNSを駆使して趣味に関する情報をシェアして褒め合うっていう偏見。
趣味とはもっとカジュアルに捉えるべきなのかもしれない。
今自分が興味関心を持っていること、得意だと思っていること、の中で、継続的かつ能動的に実施する何か。くらいの認識でいいのではないかと思う。まだまだ趣味とは言えず「にわか」だから口出しできない、意見を言わない、ではなく、大っぴらに趣味にしました、と宣言し、行動したり意見を言ったりする。
自分が興味関心を持つものが多いこと、意見を持っていることを趣味として捉えることで、もう少し外向的になれるのではないか、と思う。
だいたい、趣味を披歴するのは、初対面の人に自分がどのような興味関心を持っているか、という情報を共有するときくらいだし、そこに知識量の多さやいくらお金をかけたか、などは関係ない。フォロワー数の多さも。
趣味なのだから、その道のエキスパートでなければならない、なんてことはまったくもってないのだろうと思う。あれです。自意識のせいです。
趣味をそんなに重く捉えている人なんかいるの?と思う方がほとんどかと思いますが、一人の時間が多く自意識を拗らせると、こういった思考になる人もいるんだよ、というご報告です。
そんなわけで、少しでも明るい人生を送るために、私の趣味を披露いたします。
私の趣味は、
自分と他人と比べて絶望し、他人を妬み、それを社会のせいとして自己弁護という名のいいわけを創出して垂れ流すこと。
ですかね。
つまり、始めたばかりのこのブログが今の趣味だってことですね。すぐに飽きるかもしれないけれど。