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【フィンランド語】生きていればこそ

毎週のフィンランド語講座で習ったことや、大好きな映画のフィンランド語吹替から、単語や文章をピックアップ。学習の記録として綴っています。1記事1センテンスくらいの気軽な記事にしています。一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

生きてりゃなんとかなる

今日の「ジブリで覚えるフィンランド語」は、「もののけ姫」のクライマックスシーンより。

首を失くしたシシ神が、首を探してダイダラボッチになり、森やタタラ場を飲み込んでいく。そしてタタラ場も燃えてしまうシーン。

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甲六が「ダメだ、タタラ場が燃えちまったら何もかもおしめぇだ。」と絶望しているところに、妻のおトキがこう答えます。

「生きてりゃ何とかなる!」

Me olemme sentään hengissä.
(私たちはまだ生きている/少なくとも生きている)

タタラ場が燃えるということは、職を失うということ。この先どうなるか分からないし、命の保障もない絶望的な瞬間にあっても、おトキさんは強い。

生きてりゃなんとかなる。

あなたも生きて

今日は、まだ幼い家族を遺して逝った元同僚の訃報を聞き、このセリフを思い出したのでした。

あなたの周りにも、あなたが生きてさえいてくれればいい、そう思っている人がいることを忘れないでくださいね。辛くても、生きてこそ。私も生きている。辛かったし、心を消耗していた。だから、仕事を辞めた。収入は減ったけど、好きなことでいろんな人と繋がることができて、楽しく生きている。生きてりゃなんとかなるってことを、これからも自分の人生で証明していきたい。辛い思いをしている人の荷が、少しでも、肩から降ろせますように。

それではまた次回。

Nähdään!

フィンランド情報のリサーチと執筆への活力に、記事でまたお返ししていきたいと思います。また、犬猫の保護活動団体に寄付することもあります。