第61回 気象予報士試験を受験した話

気象予報士試験の受験も今回で4回目になりました。

第58回 一般× 専門○ 実技×
第59回 一般○ 専門免除 実技×
第60回 一般免除 専門免除 実技×
第61回 一般免除 専門? 実技?

今回は「学科専門」と「実技」でした。内心では第60回で完全合格といきたかったところでしたが、それは叶わずに、第61回で学科専門が復活してしまいました。

学科専門は参考書が一応はあるわけですが、書籍の改訂が技術の進歩に追い付いていないので、参考書の情報には古い情報が含まれているのがこわいところです。

そのため、気象庁の公式サイトの情報を逐次閲覧して確認する必要があります。専門学校などを受講していれば、最新情報が適宜入手できるかと思うのですが、半独学のような状態ではなかなか情報収集も大変です。

ちなみに、半独学と書いたのは、今回は初めて実技の講座を受講したからです。受講したのは「南気象予報士事務所」さんの講座です。

合計3日間の講座を受講し、実技の添削も丁寧にしていただきました。個人的にはかなり丁寧に添削していただいたので、満足度は非常に高かったです。今回の実技試験中も、その添削でのアドバイスを思い出しながら解きました。

試験会場

会場は東京会場で、九段下の二松学舎大学の4号館でした。

わたしは試験のときは、毎回、試験開始の1時間程度前に到着するように移動するのですが、今回は電車での移動中に少し大きな地震があり、電車の運行がストップして焦りました。幸い、数分ののちスピードを落としながら運行再開しましたが、早めの行動は大事ですね。

若干遅れたものの会場には早めに到着しましたが、ビルの入り口から入ると、受験生がたくさん待機していました。いつもはこの時間なら部屋に入れているのですが、今回は「会場準備中」とのことで1階と2階のスペースで待機状態でした。立って待っていたので、ちょっと疲れました。20分くらいかな。会場は6階で階段で移動。

会場の部屋自体はひとつの長机(3人用)に2人でした。キャンパス紹介のリンクにある大教室の写真を参考にしてください。机上のスペースは十分だったと思います。ただ、椅子が固定なのと、前後の間隔が狭いので、ちょっと圧迫感はありました。

試験開始の10分前には試験官の方々から説明が始まり、始めに「解答用紙」、次に「問題用紙」が配布されます。ちなみに、5分前くらいから、解答用紙への受験番号や氏名の記入を指示されます。

学科専門

60分で15問を解くわけですが、30~40分で全問に目を通して解答することができました。時間が余ったから簡単だったわけではなく、所々で迷うところはありました。

この試験の学科を解いていると、問題の選択肢であと2つで絞り切れない、ということが多々あります。勉強不足であれば、すべての選択肢で迷ってしまうのですが、ある程度勉強が進んでくると、最後が決めきれない場面が多くなります。ここを決められると、理解が深まったことになるのかな、と個人的には感じています。

今回は過去問を解いていれば、見たことがあるような問題も多かったように思います。ただ、そうであっても、ひっかけがあったり、細かい知識を問う問題もあるので、合格点を取るのは容易ではないと思っています。スラスラ進むときほど、どこか見逃してないかとこわいです。

実技

わたしは今回の実技テーマは「南岸低気圧」と「秋台風」と目論んでいましたが、「秋台風」は外しました。「南岸低気圧」は実技1でドンピシャです。

実技は「とにかくケアレスミスをしないこと」を試験開始直前まで頭の中で反芻していました。特に実技の問1ではほぼ毎回「穴埋め」問題が用意されています。わかっているのに、漢字を間違えたり、単位を忘れたり、いらない送り仮名を書いてしまうことも多い箇所です。ここで1点、2点失うのは本当にもったいないし、悔しすぎます。

体感的には実技2(梅雨前線)のほうが難しかったです。問題文が何を言っているのか、理解するまでに時間がかかる感じでしょうか。あと、実技1と実技2を通して、描画問題が多い印象でした。等温線と等圧線の描画問題は少し考えて、これはハマル、と思って早々に切り上げました。

帰宅後に実技の解答復元も行いましたが、試験中にメモする時間はないですし、完全には復元できません。毎度のことながら、合格発表までモヤモヤする日々が続きます。

とりあえずは次回は学科一般が復活してしまうので、そちらの勉強を進めていきます。

何はともあれ、受験されたみなさん、おつかれさまでした。。SNSでいろいろと交流していただいた方々に感謝いたします。

※合否発表後にまた改めてブログに体験記を書こうと思います。

ひろりん

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