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レジ袋有料化の抜け道を体感した話

賛否両論(個人的には”否”の方が多い印象)のレジ袋有料化が実施されて半年くらい。是非は置いておいて、ある程度は生活に入り込んできている時期かなと思います。

少し前の話になりますが、デパートで小物を買ったときのことです。買ったものがカバンに入るサイズだったので、有料の袋を断りました。そうしたら、店員さんが

「それでは無料の袋に入れておきますね」

といって、デパートのロゴ入りのプラの小袋に入れてくれたんです。小さいながらも、ちゃんとしたレジ袋的なものだったので、思わずこれは無料で大丈夫なのかと聞いてみたら、

「取っ手がないから大丈夫みたいです」

とのこと。そのときは「本当に?」と思っただけでしたが、帰ってから調べてみるとどうやら大丈夫そうなんですね。

この経産省のサイトに掲載されているガイドラインを見ると、以下のように記載されています。

持ち運ぶために用いる袋であるか否かは、持ち手の有無によって外形的に
判断するものとする。すなわち、持ち手のない袋は持ち運ぶために用いる袋とはみなさず、省令に基づく有料化の対象外となる。

この規定は、スーパーなんかの小分けするのに使うビニールの小袋を対象外にするための規定かなと思うわけですが、これに従えば確かにデパートで入れてくれた袋は有料化の対象外と判断できる形態のものでした。

無料で渡せるロゴ入りのビニールの袋を作ることは、ルールを順守しつつ、デパートという雰囲気を保つ経営判断(大げさ?)としては、評価できると思います。

ただ誰にというわけでもなく言いたいのは、「レジ袋有料化」は「持ち帰り用の袋を有料にした」だけなんじゃないかなと、この出来事で感じたということです。

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