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9月議会の一般質問の報告(その2)。「市内に立地する県立がんセンター、県立精神医療センターを含む4病院再編問題」について。

 名取市議会議員のさいひろみです。

 9月定例議会の一般質問の報告です。その2は「4病院再編問題」です。

県立がんセンター
県立精神医療センター

 8月25日に、障害者の団体や支援者などが要望提出、市長との意見交換会に立ち会ったので、改めて話題にしています。

◇ 質問と答弁(概要)

Q:植松入生地区の候補予定地を公表後、今日までに県との協議・折衝などはあったのか。また、記録などは残されているのか。

A(市長):具体的な協議や折衝はない。

A(市長):連携・統合して移転する新病院については、現在、県等において、建設場所を含め調査業務が進められており、県との協議・折衝を行う段階には至っていない。
 このため、候補予定地を公表後、今日までに具体の協議・折衝はない。

市長答弁概要

Q:令和4年8月25日に、障がい者団体等が市長に対して要望書を手渡し、意見交換をしている。市長は「県にしっかり伝える」と応じているが、要望の受け止めや考えなどを明らかにすべきではないか。
 また、いつ、どのような形で県に伝えるのか示すべき。

A(市長):重く受け止めて、既に県に伝えている。

A(市長):利用されている患者さんやリハビリを続けている方、現場で働く方々の声は重く受け止められなければいけない。
 また、名取市で半世紀にわたり共生のための努力が重ねられ、グループホームなどの生活基盤も形作られてきたことを改めて理解している。
 一方で、人口減少下にあり、県全体の政策医療も含め、持続可能な医療をどのようにして提供するのかに始まり、專門家による議論などを踏まえて現在の再編案が示されたという経過もある中、当事者の方々の声ができるだけ反映されるよう「県には伝えたい」と申し上げた。

市長答弁概要

Q(再質問):概要を伝えたとあったが、県からの回答はあったのか。
A(企画部長):具体的な反応は、今現在までにいただいていない
Q(再質問):25日の席で、代表の方から「資金負担の要求がされているのか」という発言があったが、見解は。
A(市長):内容を確認して、資金負担についてお話をいただいたが、お答えしたことは確認できなかった
 あくまで今の考え方となるが、まずは土地の無償貸与、それから公共交通の充実ということを県に説明したところである。
 県などの方で、場所や規模感、診療の内容も含めて、調査・協議をしている段階であろうと思われる。市として費用負担等は、まず場所などが決まり、そこからどういったことが必要か、というところから始まると考えている。

◇ まとめ

 一般質問の日までで「県から何の反応もない」ことに愕然としました。ひとことぐらい反応ができないものなのでしょうか。
 4病院再編問題は、この後も動きが出ています。
 10月4日付け河北新報には、県立精神医療センター職員の大半が移転に反対しているという記事が出ています。

 地域でも関係する皆さん(関係者、利用者など)での動きが作られているとのことで、情報収集していきたいところです。


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