見出し画像

6月議会の一般質問の報告(その3)。「仙台空港周辺地域の整備」について。

 名取市議会議員のさいひろみです。
 6月定例議会の一般質問の報告、その3は「仙台空港周辺地域の整備」です。
 貞山運河の震災復興も完全に終わり、仙台空港周辺も賑わいつつあります。
 過去に土手で写真を撮っていると警官に注意を受けた、時間によっては新北釜大橋周辺がクルマで混むなどの話も出ていることから、ここで一度整理するべく話題にしました。

Q:震災前は旧臨空公園や貞山運河の土手などの周辺地域は、多くの市民の憩いの場となっていた。現在の状況をどのように捉えているのか。

質問には、月刊AIRLINEと全国空港ウォッチングガイド(改訂版)も手元資料として出しました。

A(市長):周辺に公園が整備され、憩いの場となっている。

A(市長):震災前は貞山運河を挟んで、第1から第3までの臨空公園を整備し、休日を中心に多くの方にご利用頂いていた。
 震災後、旧臨空公園の場所には再建しなかったが、空港周辺への新たな公園として、平成24年度に県が空港南西側の岩沼市との市境に「仙台空港臨空公園」を、平成30年度に本市が貞山運河の東側に「北釜防災公園」を、それぞれ整備している。
 いずれも遊具や駐車場を備えた市民の憩いの場として、また空港から離着陸する飛行機を観覧できる公園としてもご利用頂いている。

Q:東松島市では、航空自衛隊松島基地周辺の渋滞緩和と観覧のために駐車場の整備を進めた。本市も同様に、国有地である旧臨空公園跡地を改めて借用し、簡易駐車場などを整備し、憩いの場を再生すべき。

実際に東松島市を訪問。現地確認と担当課長さんにお話を伺ってきました。

A(市長):関係機関と調整し、環境整備を検討したい。

A(市長):震災後、空港周辺には駐車場を備えた公園が整備され、市民の憩いの場としてご利用頂いていることから、旧臨空公園跡地を借地した簡易駐車場整備は考えていない。
 しかし、周辺の貞山運河沿いは、飛行機の観覧や写真撮影のスポットとして多くの人が訪れる場所となっているのは承知しているので、今後、来訪者が訪れやすい環境整備を、県や仙台空港株式会社と調整を図りながら検討したい。

◇ まとめ

 市では、周辺に公園を造ったので大きな整備はしないものの、来訪者が訪れやすいような環境を作ることになるようです。
 再質問で、改めて渋滞緩和への取組を聞いたところ「国有地を借りてまでは考えていないが、近くにある市有地を活用して、例えば駐車場として整備するなどの可能性を考えている」とのことでした。
 これには、大きく期待したいところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?