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6月議会の一般質問の報告(その2)。「住民参加型の『まちのデジタル化推進』」について。

 名取市議会議員のさいひろみです。
 6月定例議会の一般質問の報告、その2は、デジタル化の話題です。
 先の2月定例会では「高齢者のデジタルデバイド(情報格差)の解消」を取り上げましたが、さらに具体的な内容にしました。

Q:石巻市ではオープンデータ化への取組が進んでいる。個人情報保護を最重視しつつ、行政への信頼性や透明性の向上、市民協働を進める上でも統計情報や位置情報など広くオープンデータ化を進めるべき。

A(市長):公開には、積極的に取り組みたい。

A(市長):本市のオープンデータの取組は、国から示されている「推奨データセット」の22項目のうち、現時点では県内で3番目に多い11項目を公開し、さらに当市独自の2項目を加えた、合計13項目を公開している。
 統計情報や位置情報などの公開は、現状では市のホームページに統計書のPDFファイルを掲載したり、「なとりマップ」で施設等の位置情報を地図上で公開しているものの、オープンデータの特長に挙げられるような、「目的に合わせたデータの加工」や「二次利用」にはなじまないフォーマットとなっている。
 今後、各種データの公開にあたっては、オープンデータをはじめとする加工・応用が容易なフォーマットでの対応にも配慮し、併せて国の推奨データセットをはじめ、市独自のオープンデータ項目の拡充など、積極的に取り組みたい。

Q:地域の諸課題の解決に、住民の知恵と経験、デジタル技術を活用するため、ご当地アイデアソン・ハッカソンを開催すべき。

ハッカソンってこんな感じ?(極端ですけど)

A(市長):中・長期的な取組の中で研究したい。

A:ご当地アイデアソン・ハッカソンは、住民の知恵と経験、デジタル技術を活用した課題解決の手法として開催されている例があることは承知している。
 現在、DX推進室(※)では、地域のDX化に係る推進ロードマップを策定中で、短期的な取組として、市が抱えている課題に対し、既存あるいは実証実験段階のデジダル技術をマッチングさせることで、解決することを検討している。
 アイデアソン・ハッカソンによる課題解決を実践するには、テーマの設定や運営の仕方などの、具体的なノウハウを持ち合わせていないことから、中・長期的な取り組みの中で実施が可能かどうか、他の手法も含め研究したい。
※DX推進室:本年4月に新設された担当室。

◇ まとめ

 具体的なデジタル化の進め方、というか今後の大きな準備や取組というところの質問でした。
 一番に取り組みやすそうな情報公開、そして行政だけで進めるのではなく、市民の参加を求めています。
 個人的な課題としては、デジタル技術は専門的な用語などが多いので、どうやって理解してもらうのかというところでしょうか。
 今回の質問、私と担当課だけで上滑りしたような感じがしたので・・・。


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