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火口のふたり

※ネタ漏れするかもしれません。

予備知識もなく何となく見始めた映画。お、「光る君へ」の道長でてるじゃん、ぐらいな感じで。

ぼんやり見ていたがタイトルバックのモノクロ写真が良い。うっすらと主役二人の関係性なども匂わせるうちにみるみるエロスに突入する。そしてエロスは大爆走するわけだが、あまりにも振り切っているのでむしろ清々しい。リアルだが美しく、時にクスッと笑ってしまうような憎めないシーンが続く。舞台が秋田なのも新鮮だった。まったく知らない土地だが、方言と標準語の切り替えが面白く、主人公の本音が吐露されるようだった。

見終わってから映画評をいくつか読んだが、賛否両論という感じ。確かにそうだろう。まずセックスに対する感覚や考え方が問われる気がする。人によっては「穢れ」を感じるだろうし、人によっては「本能」について考えるだろう。2人の行為は牧歌的な遊戯にも見えるし、切実な愛の追求にも見える。わたし的には面白かった。
そして道長様は、エロかったです。

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