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ドラゴンズドグマ2 誰がいつ不便を売りにしたの?

【思い描いた冒険がここにある!】
がドグマのキャッチコピーだった気がしますが、
ドグマ2発売後は、ユーザーの思い描いている冒険とはちょっと違うなと。


それとドグマとダークアリズンって、アクションが爽快なハイファンタジーなゲームという事で、
不便を売りにしていた記憶も無いしユーザー側も不便とは特に思っていなかったと思うんですよね。
※画像はすべてSteam版のHiropon64bitのスクショより。

じゃぁ、一体誰がいつからドグマは不便だ、ドグマは不便だって言い出したんでしょう?

ドグマ無印の時は、ボリューム不足、世界が狭すぎると言われていましたが、爽快なアクションに迫力ある戦闘、ポーンとの共闘が非常に評価されていました。

ドグマ無印で批判されていたのは、行動できるマップの狭さ、そして崩壊後の世界の暗さ。
これをなんとかして欲しい、特に崩壊後は暗すぎる!!というのが主な不満点だったと思います。
自分の昔のブログでも狭いリアス式海岸にへばり付いてる国家を舞台に冒険ってどうなん?みたいな事を書きましたけど、ディレクターの伊津野さんが、ドグマ2開発裏話でそのまんまリアス式海岸を参考にしてたとの事で、うん?そんな細々した所を冒険ってなぁと、自分的には珍しくちょっと違和感を感じた部分ですね。

・ドグマ無印での不便な点ってなに?
10年以上も前のPS3時代のゲームなら、総じて今のゲームと比べると不便というか、機能的に足らない部分もあるのは当然なんですけど、あの時点でドグマ無印は不便だなぁとは思った事はないんですよね。
多分、リアルタイムでドグマ無印を遊んでいた人ならわかると思いますが、スカイリムなど洋ゲーのファンタジーオープンワールド系のゲームに比べて、比べ物にならないぐらい戦闘アクションが楽しい。
ザクザク切っていく感やモンスターをよじ登るアクションに魔法詠唱などなど全てがカッコよく爽快なアクションRPGというのがドグマ無印をプレイした人の感想だと思うんですけど・・・


他のゲームと比べてもマップが狭い以外は、特段劣っている部分も無いし、
重厚なサウンドに真っ暗で怖い夜道に割りと自由に屋根などを登って歩いたり、NPCを海に落としたり、オバダビィトゥデェイがあったりと、不便って呼べる不便な所ってあったっけ???という感じです。
寧ろ、マップさえ広ければ、スカイリムを超えれるぞ!とか、このまま追加DLCであの見えない部分や雲で隠れている部分が拡張されれば、スカイリムを超える国産オープンワールドアクションRPGに成れる!!とまで言われていたので、2024年になって急にドグマは不便を楽しむゲームっていう各ネットゲームメディアの流れには、ずーっと???と?がデカデカと浮かんでいました。

お前ら本当に無印やダークアリズンを周回したんか?と。

・ダークアリズンでの不便な点ってなに?
無印の拡張版として黒呪島やウルドラが追加され、さらに面白くなったダークアリズン。
この時点では、開発側はDLCは広いですよ!とか言ってましたけど、ユーザー側からすると、今回も暗いし狭い・・・おいおい、カプコンさんどうなっとんねん!という初期反応でしたけど、やりごたえの有るダンジョンに追加モンスターに追加装備で、ドラゴンズドグマ無印は、存在してなかったかのように、ドラゴンズドグマといえば、ダークアリズンみたいな立ち位置になりました。
寧ろ無印を遊んだ人より、ダークアリズンでドグマを知った人の方が多いかも知れません。
無印は100万本ちょっと、ダークアリズンはその後色々な機種で展開され、ドラゴンズドグマシリーズ500万本ということなので、実質、ドラゴンズドグマと言えば、ダークアリズンの方を指す様な感じに。
しかし、このダークアリズンで不便と感じる所はどこだろう?と考えると・・・
えっ?ダークアリズンで不便な要素なんてあったっけ??と言うのがドグマを遊んだ人の認識だと思います。


無印よりも色々凝った意匠の防具や装備が増え、割と長めのダンジョンが追加され、上位のドレイクにワイバーンやウィルムにゴアキメラやゴアなんとかなどの強敵が追加され、デスに追われる恐怖を味わいながら、武器装備を鑑定ガチャと、スキルもEX強化されと、兎に角、面白すぎて10年以上経過した今でも普通に楽しく遊べる(ドグマ2のグラフィックを観た後だとグラフィック的にはややキツいが、、、)ゲームだと思うんですよね。
しかもこの追加ダンジョンは前中後とポイントポイントでショートカットからダンジョンに潜って遊べるし、ダンジョン内にアイテムショップ兼鍛冶屋兼宿屋的な人物も拠点を構えて居たり、飛石は3種類になり、黒呪島専用のがあるとは言え、ドロップ率はかなり高めで、特に困らないし、竜の鼓動もたっぷりドロップするしと、かなり快適で便利だったと思うんです。

思い当たる部分での不便な点ってあったっけ???


・ドラゴンズドグマ2での不便な点ってなに?
現在、言われている不便な点というと・・・
移動に関する事(牛車、ファストトラベルの飛石と戻りの礎)
これに関しては、ダークアリズンであった減らない使用回数無限の飛石が無い事による不便さ。
そして、街に設置してある戻りの礎の少なささと設置場所のリセット。

無印でも行った場所にしか設置できなかった戻りの礎。
しかし、今回は周回するとリセットされる事が非常に不便なんだとユーザーは感じている。
折角、辺境の神殿や遠い洞窟の前に戻りの礎を設置しても周回するとリセットされて、まーた、その場所にまで歩いて行かないといけない。
流石に周回前提のゲームなら、この戻りの礎は引き継いで当然っていうユーザーの認識と、2周目でも3週目でも道中を楽しんでよと考えている開発との差。

ただ、実際にダークアリズンなどを遊んでいる時でもタイムアタック時(そもそもタイムアタックモードがある事自体が可笑しいんだけど)以外は、1回の冒険中に使っても2個か多くて3個ぐらい。
そもそもドグマの世界が狭いから、そんなに飛石使って移動する場所もねぇーよっ!って話なんですけど。
ダークアリズンは黒呪島のダンジョンで体力無くなったり、荷物が多くなり過ぎた時に彼岸の石っていう飛石を使うぐらいなんで、多くて2個ぐらいしか使わないんで、そこまで飛石要るか???携帯に2個、倉庫に5個も持ってりゃ十分でしょ?的な感覚はあるっちゃある。

戻りの礎に関しては、行く場所が少ないから、そこまで必要性が無いのかそれとも数少ない街や村だからこそ置いてあった方が便利なのか?
まぁ、やっぱ街や村には最初から使えなくてもヴェルンワースやハーヴ村みたいに設置してあって欲しいよね。
でも、何故この2箇所(加護無き世界の海底神殿含むと3箇所)だけにしかあの戻りの礎のでっかいのが置いてないんだろうか?
というのは、あのぶっとい戻りの柱の置いてある場所とグランソレンのあったドグマ無印のマップを思い浮かべると・・・
なんか今後のDLCに関係あるのかもしれないですね。


・ドグマ開発チームはユーザーの意見をよく履き違える。
ユーザーが青って言ってるのに赤とか言ったり、白が好きってユーザーが言ってるのに黒をメインに押してくるなど、ドグマの開発陣は、ユーザーの意見を履き違える事が多い。
これは、無印の時からで、ゲーム発売後の半年以上経った時に、ユーザーがハードモードやより強い強敵の追加DLCを求めている時にイージーモードを追加したり、マップを拡張してくれ!狭い!ってユーザーが言えば、その狭い世界を利用したタイムアタックモードを追加したりと、、、
世界が狭い狭い言われ過ぎて、30分のタイムアタックモードとか、オープンワールドでタイムアタックってもうギャグの世界やん。


あと、ドグマ1で結構不評だった牛車イベント。
歩みが遅くって、目的地へ到着するまでにかなりの時間が掛かるし、護衛も正直面倒という。
ユーザーからすれば、あの牛車イベントって要らないよね?が開発の解釈の履き違えにより街と街の移動手段で牛車活躍させたろ!に、、、なぜ??

ポーンともっと旅をしたい、自分のメインポーンとお気に入りのサポートポーンでもっと冒険がしたいんだ!新しい冒険の地やドグマ2を出して!とユーザーが熱望すれば、あの超絶クソゲーなポーンよりも対人メインのオンラインのドグマオンラインを出したりと、ユーザーから支持されている部分がまるで理解出来ていないかの様な振る舞いをする事が多いんですけど。


今回のドグマ2でも最初に炎上した課金アイテム。
あれ、Steam版ダークアリズンでも無印でもやってましたけど、あんなゲーム開始15分ぐらいで貯まるリムとかに誰がお金を払うんだ??って思ってたんですけど、まさか全く同じ事をドグマ2でもやってくるとは思わなかった。
リムなんてドグマ2内でも数時間プレイすれば必要に困らない量が溜まってるし、メインポーンが大量に稼いでくるから、それこそ最序盤抜けたら、こんな大量のリムは何に使うんだ?ってぐらい余ってくる。
そんなリムに金を出す人って、そもそもスイカゲームぐらいしかしない層じゃね?と思うぐらい謎な事を色々やって来ます。

一番でかいのは、
あのBZのOPかなw
あれなんでハイファンタジーのアクションRPGのOPで流そうと思ったんだ???
重厚なハイファンタジーの世界で冒険を!→BZの曲が流れてドラゴンがふぁさーって飛んでるシュールな映像w

そんな感じで、ドグマの売りって爽快なアクションハイファンタジーをポーンと共に冒険できる!が売りだと思うんですけど、この売りの部分を履き違えている感はある。
もっさりアクションで狭い世界でバカなAIポーンと冒険できる不便な世界にしたろ!って?

・じゃぁ、誰がいつからドグマは不便だ不便だと不便を楽しむゲームだと言い出したのか?
少なくとも2024年になってからの様な気がします。
それも発売直前直後。
ドグマ=不便を楽しむって、こんな認識って2023年以前にあったっけ?
全くドグマを遊んだ事のない人が、ドグマ2の発売前にドグマ無印を遊んで、ドラゴンズドグマって古いゲームだなぁ・・・不便だなぁとか言い出したのかなと。
それか、やっぱドグマ2が今のゲームと比べるとかなり不便な仕様になっているからか?


これ、ドグマ2の2023年の年末の試遊や先行体験版を遊んだIGNとか、
あの辺のなんちゃってゲームにわか系海外ゲームメディアが、不便だ不便だ言い出したんじゃないのかな?と思ってます。
実際、Youtubeのサムネやタイトルで【不便さ楽しめるか?!】というドグマ2の動画があります。
先行体験した後にドグマ2の事をYoutubeで色々レビューしたりしてましたけど、いつも思うんですけど、IGNのゲームレビューする人って、ビックリするぐらいゲーム下手だったり、ゲーム素人というか、めっちゃにわかなんですよね。
基本的なジャンプで障害物を飛び越えるとか出来なかったり、ゲームの基本の操作もおぼつかなかったり、絶対前作やってないだろとか、こいつ普段絶対ゲームしてないだろ的な人がレビューしてるんで、結構というか頻繁にIGNは炎上しがちなんですけど・・・
なんとなくレビュー内容とかを観ても、俺達は意識高い系だけどゲームのレビューもやっちゃうよ的な、なんちゃってゲーマーとかファッションゲーマーが多いような気がします。



先月もIGNのフランスで大炎上してましたし、レビューや紹介動画でも頻繁に炎上したりゲームやゲーマーをディスるので有名なあのIGNさん。
Steamコミュニティを始め世界中のゲーマーから嫌われているあのIGNさん。
カプコン公式さんの開発者インタビューや魔剣士とか職業にスフィンクスの動画など色々だしていたあのIGNさん。
開発者インタビューで伊津野さんが、ファストトラベルを多様しなくなるほど道中は楽しくなるように作っていますとは話していて、確かにその通り!探索に道中の敵を倒してポーンの会話を聴いてと楽しい。
それを不便を楽しもう!なんて言ってるのゲムスパとIGNぐらいなんですよ。
言い出しっぺは違う所かも知れませんし、もしかしたら開発側からの宣伝文句かもしれないし、ユーザーがもっとこうして欲しい!こんな機能があれば良いなぁ!ってのを、ドグマ開発陣が履き違えて、ヨシッ!不便にしてやろう!ってしてるのかもしれないし、まぁ戦犯特定とかどうでも良いんですけど、なぜこのドグマ2の発売後によく言われる、ドグマ=不便を楽しむゲームみたいな事になっちゃったのかと。


言っておきますけど、ドラゴンズドグマって、
ハイファンタジーな世界で爽快なアクションとポーンとの共闘!
これが売りなんだと思ってますけどね。
カプコン公式さんが「えっ、違いますけど」とか言い出したらビックリですけど。

まぁ、色々書いてきましたけど、、、
という事で、12年ぐらい前に個人のブログでドグマ無印のレビュー記事で、
【思い描いた冒険はない!】って書いてたんですけど、
ユーザーの思い描いている、広いドグマ、ドラゴン討伐後に暗くない世界などなど、
やっぱり今回もユーザーが【思い描いた冒険の世界】は、ここには無かったと言う事でしょうね。

ただし、ダークアリズンやドグマ2が面白くないという訳ではなく、しっかりとドラゴンズドグマの(良い意味で)まんまで、非常に面白いゲームで、個人的にはダークアリズンはPS3版とSteam版で総計1,000時間以上は遊んでますし、無印の体験版の時なんかもあのキメラを倒すだけの体験版だけで、40時間以上遊んでいます。
ドグマ2もまだまだ途中ですが、3周目で各周回80時間ぐらいは遊んでいます。
ドグマの限定版のドラゴンのグレゴリのフィギュアセットも購入したり、海外版のドグマパッケージもプレイしていたりと、ドラゴンズドグマは、自分にとって最高のアクションRPGだと言えます。
が、、、
やっぱり、自分の心の中で思い描いていたドグマ2とはちょっと違ったなぁ・・・
岩山ばっかりで狭いんだよなぁ、岩山に囲まれていない鬱蒼と生い茂った森で迷いたいんだよなぁ。


あと、シルクランジェリーなんで削除したんやぁ・・・


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