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塾にいた頃の話 no.2

大学に入学して半年も高校の勉強から離れていると、受験期にめちゃくちゃ勉強したのにも関わらず、内容をすっかり忘れてしまってしまいました😭

そんなポンコツな私の塾講師のスタートは、国語担当の先生から因数分解を教えてもらうところから始まりました😭

小学生、中学生、高校生は授業の内容も異なるし、
集中力も違います。なので、学年やその子の性格に合わせて授業をします。

小学生は、授業というより遊びを交えながら楽しくやります。

中学生は難しいですが、授業っぽくしてはいけません。なぜなら散々学校で授業をしてきて、いやいやになっているからです。
しかも小学生から中学生では、難易度が変わるため急についていけなくなる生徒もいるからです。
(私もその一人でした…)

高校生は、少しだけ真面目に授業をします。しかし、難易度も急激にあがり、部活も忙しかったりします。だからこそ、2年生までは学校の授業を追従しながら、「わからない」ことをなくしていきます。
得意にする必要はありません。そして、受験生になるとみんな1~2年生の勉強をしだすので、そこで思い出すのに時間をかけないためです。

そして、受験生でやっと真面目な授業をします。これが私が心がけていた授業内容です。

よく塾長が言っていました。
「一番いい講師は、生徒をやる気にさせる。宿題を出さなくても自分で宿題を作ってやってくる状態にしたら講師としては一流」だと。

これには何年も試行錯誤を重ねました。

単純に宿題を出さないで、
自分でやってね!と言ったり

半分だけ宿題を出して、あとは自主学習させたり

強制的に大量の宿題を出したり…

結局、最後には全生徒に宿題を出さなくても、
自分でやってくるようになりました。

しかも授業中には、ほとんど教えずともよくなりました。宿題は家でやるし、分からないところだけ聞ければいい。そんな存在でした。
じゃあ、私の授業を受けなくてもいいんじゃないだろうか?とも思いましたが(経営者に向いてないw)、塾長も親御さんも生徒も口を揃えて、
「それは違う、授業を解約したらやらなくなる」
と言われました。
シンボルというかお守りというか、そんな存在だったのかなと思います。

学年別の指導方法は後述しようかなと思います。

まず、授業をする前に、私のいた塾では問題児が多かったので、きちんと私の話を聞いてもらう必要がありました。

そのために大事なのは、「先生と生徒」という構図をぶっ壊すことです。

私の話になりますが、今はコミュ力あるね!
なんて言われることもありますが、小学生~高校生まで全然そんなことありませんでした。

小学生の頃は、手を挙げて発言するのにもいちいち泣いていました。毎回のテストは満点で、間違えることもあまりないのに、不安と恥ずかしさからでした。

中学生では、勉強が急に難しくなり、授業に全く付いていけなくなりました。しかし先生が怖すぎたのと、「わからない=頭の悪い私」を認めるのが嫌で、質問することもできませんでした。

高校生でも、同じことを考えていたので、先生に質問すること自体苦手でした。

このように、私の学校生活は先生と親しくなることもなく、むしろ先生に対して苦手意識しかありませんでした。

だから、塾に来る生徒の気持ちも良くわかっていました。でも先生と生徒が友達になると、舐められてしまうため、その微妙なバランスが大切です。

--------------------no.3へ続く

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