CAを志した理由
さて、私は先日CAを辞めたのですが、なぜそもそもCAを志したのか?今日は学生時代を振り返りつつお話ししていこうと思います。
①女子の憧れ
もう本当にこれです…制服着てキラキラして、嗚呼、カッコいいなあって。
実際入社してみると華やかさよりも大変さの方が上回りましたが…
私は幼い頃から地元でクラシックバレエを習っていました。私は幼稚園生の時初舞台を踏み、その際に主役をされていた高校生の綺麗なお姉さんがいらっしゃいました。幼い気持ちながらになんて綺麗な方なんだろう…とその方が踊る姿に釘付けになったのを覚えています。数年後、その憧れのお姉さんが客室乗務員になられたと耳に入ってきました。やっぱりあのくらい綺麗じゃないとなれないんだろうなあ…自分には無理無理。とそんなふうに考えて自分の気持ちに蓋をして、大学生になるわけです。
②CAになれたら自分に自信がつくのかな?
なんだか物心ついた頃から自分に自信がないことを感じていました。両親からは溢れんばかりの愛情をたっぷり注いでもらいましたし、自分自身そんなに学校の成績も悪い方ではなく育ってきました。(中学くらいまでですが…)なんでこんなに自分に自信が無いのだろうか?自分でもわかりません。ただ漠然と、感じていました。でも思い返せば相当の負けず嫌いだっただけなのかなと。
そんなこんなで大学3年生。周囲は徐々に就活へ向けての準備を始め出しました。
密やかに憧れていた客室乗務員。在学していた大学が割とエアライン輩出校だったので客室乗務員を目指す、と言っている友人たちが複数名いました。大学で開講されるエアラインセミナーの説明会に参加して、大手航空会社から内定を獲得した先輩方を見て、シンプルに憧れたと同時に自分も目指せるチャンスがあるのだろうか…あ、本気で目指したい…そう思いました。CAになれたらもっと胸張って堂々と生きていけるのかな?この自己肯定感の低さは上がるのかしら?そんな気持ちもありました。
目標が定まれば猪突猛進でした。ここからCA内定獲得に向けぴろちゃんの就活生活がスタートするわけです。自分も来年先輩方のようにキラキラした内定者として紹介されるんだ!相当意気込んでいました。
③見事内定Get!その先には
努力の甲斐あって大手航空会社から無事内定をもらいまいた。人生で一番嬉しかったです。当時住んでいた最寄りの駅前で嬉しくて泣きながら両親に報告の電話をしました。
それから大学卒業、入社するまでの約1年はパラダイスでした。本当に浮かれていたと思います。卒論も無し、単位もほぼ取り終わり、バイトして、バレエのレッスン行って、旅行して。周囲の方々からはお褒めの言葉をたくさんいただきました。その度に天にも昇る心地でしたし、ずーっとあったかいお湯に浸っているような本当に気持ちの良い感覚でした。
地元に帰省した時に恩師に内定の報告をしに行きました。恩師は合格を大変喜びう、お祝いしてくれました。あとこんな言葉をかけてくださいました。
「ぴろちゃんがその会社に骨を埋める、とは考えずに頑張ってほしい」
当時の私は「???」でした。
でも、会社を辞めた今、恩師が伝えてくれた言葉が本当に沁みます。
自分で自分を苦しめていた頃、たすけてくれたのも恩師がくれたこの言葉でした。
もうちょっと肩の力を抜いていいんだよ。柔軟に考えて、自分が生きやすいように生きていこうよ、
そんな言葉が浮かびます。
自分自身に真面目で、厳しい方に伝えてたい。
あなたはあなたのままでいいんだよ。
辛かったらちょっと休もう、そしてその後のことを一緒に考えていこう、と。
人生ひとそれぞれ。考え方も多種多様。
自分の心身ともに健康が第一!
CAをしていたことは本当に誇りに思っていますし、今でもエアライナーたちを心から尊敬しています!
でもそれはやはり自分が経験できたからこそだとおもいます。
世の中の頑張っているすべての学生、大人たちに
エールを送ります!!!!
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