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どん底こそチャンス

突然ですが
僕は今仕事をしていません。
無職です。

2か月ほど前に仕事を辞めました。
理由はいろいろありますが簡単に言うと
経営者についていけなくなった
ことが原因です。

退職後、今日まで転職活動をしていますが
まだ次の仕事は決まっていません。
辞めた会社からの転職妨害も受けなかなかうまく行きません。

僕には家族がいて子供も2人います。
これからまだまだお金がいります。
失業手当を頂いていますが
生活するには足りません。
なので金銭的な不安があります。
そしてもう一つ、つらいことがあります。
それは孤独感です。

みんなは毎朝会社に行き仕事をして夜家に帰る。
僕は毎日仕事もせずに家にいる。
転職活動でたまに外に出るけど人通りは少なく僕みたいな人はいない。

大学卒業後約20年、ずっとサラリーマン生活をしてきたので
平日家にいることが不安になります。
世間の波に乗っていない自分に気づいては
巨大な孤独という文字に襲われる毎日です。

こんな僕にも両親がいます。
近くに住んでいますが近くなだけに
いつでも会える
心配させたくない
という思いからほとんど会いに行っていませんでした。

なので僕が今どういう状況なのか
そもそも転職を何回も繰り返していることすら
話していませんでした。

しかし、今回仕事を辞めて自分の時間が増えたことで
だんだんと自分と向き合うようになりました。
そこであるモヤモヤした気持ちに気づきました。

それは
両親に本当の自分を見せていない
本音で話をしたことがない
ということでした。

すぐに僕は母にメールをしました。
「明日空いてる?」
数分後、
「大丈夫よ。家くる?」
明日ちゃんと話そう。そうすれば少しはスッキリするかな。

そして翌日の昼過ぎ。
「久しぶりだね」
「うん」
家に上がってすぐ話を始めようと思っていましたが
当分の間、話を切り出せませんでした。

約15分の沈黙の後、ようやく口を開きました。
今までのこと、今の状況全てを話しました。

「そんなことだろうと思ったよ」
寡黙な父が一言。そして
「これ、少ないけど使って」
銀行の封筒を差し出されました。
「え・・・」
「次の転職祝いだと思ってもらってくれ」
その瞬間、一気に涙が溢れました。
人前でこんなに泣いたのは初めてというくらいに泣きました。(一応44歳です…)
援助をしてくれたことはもちろんありがたかったのですが
親にこんなことさせて情けない
なにより
僕のことをすべてわかってくれていたことに
驚きと喜びと後悔でいっぱいになりました。

「お前の判断は間違っていない」
「慌てることなんてない」
「周りは気にするな」
「いつか絶対に笑える日が来る」
「なんとかなる」

号泣している僕に畳みかけるように
愛情たっぷりの言葉をかけてくれました。

今も仕事は決まっていません。
毎日転職活動していますが思うような結果は得られていません。
毎日不安と孤独感は消えません。
ですが、それよりも大切なことに気づくことが出来ました。

今のこの時間は
神様が与えてくれたチャンスなんだ
起こるべくして起きたことなんだ

人は思ったことや言葉にしたことの通りの人生を歩む。
プラスなことを言えば人生もプラスに
マイナスなことをすれば人生もマイナスな方へ導かれます。

元々マイナス思考の僕は
何かピンチがあれば逃げていました。
自分が悪いんじゃない、周りが悪いんだ
と思いながら生きてきました。
その結果が今なのだと思います。
それを神様が気づかせてくれた
そう思っています。

「今のうちに親孝行しよう」

明日、僕は実家の掃除を手伝います。


追伸
今回はかなりどんよりした内容となってしまいました。
楽しみにしていた方、ごめんなさい。
今の気持ちをどうしてもアウトプットしておきたかったので…
次回からは明るく行きますのでお楽しみに!


おわりだよ

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