再び一人暮らしに戻りました。
昨日引っ越しをして、再び実家を出ることにした。もっとも引越し先の賃貸マンションは同じ地域内で最寄り駅も同じ。いままでと大きく変わることはない。
いまの経済・社会情勢を考えると、介護の派遣の仕事で(夜勤はしない)日中だけ働きながら一人暮らしをすることには不安を憶えるものがある。それでもこだわるのは、たんに一人のほうが身軽でいいこと、男は自立してこそなんぼだと考えているからだろう。
実際、両親の会話をきいていて耳が腐りそうなほどイライラしていたし、子供がいくつになっても干渉したがる、世話を焼きたがるのが親というもので、うっとうしいのだ。
引っ越しは面倒くさいものである。契約関係でも、不動産管理会社に家賃保証会社、それに火災保険を契約しなければならない。そして言うまでもなく、毎月固定で賃料その他が口座から引かれていくのだ。
また、電気ガス水道といったライフラインを契約して、引越し日には引越し業者に来てもらう必要があるし、郵便局に住所変更をする必要がある。通信は自宅にWIFIの回線を引くことはしないで、スマホの“テザリング”機能を使いそれでパソコンとスマホをリンクさせている。だから通信量に上限があるため、気にする必要はある。
引っ越した後も、市役所への転入・転出届や警察署での運転免許証住所変更など、やることがもろもろだ。
引っ越しは賃貸契約なので、入居中に物件に傷をつけてしまったとか、不備を報告しなかったというだけで借り主の責任が問われ、損害賠償を請求される可能性がある。自分はまだこうした経験はないけれども、ほんとうは恐ろしいのが賃貸契約だと思っている。
単身者の引っ越しでおすすめなのが、赤帽である。距離にもよるが、13500円とかで引っ越しをしてもらえる。そうはいっても荷造りは面倒なものだ。
細かいものは用途ごとにジップロックに入れたり、コード類はまとめたりする。以前はダンボールを使っていたが耐久性の面から使うのをやめて、コンテナボックスに収納することにしている。衣類などはボストンバッグや折り畳みできる衣装ケースに収納する。
塩コショウなどの調理用香辛料や洗剤なども、移動中に中身が飛び出てしまわないようにガムテープとかで蓋を固定したりもする必要がある。最期まで使うものは、充電コード類や洗面衛生用品、ガムテープやジップロック、ゴミ袋などだろうか。こういった品々は退去する直前にトートバッグに放り込んでおき、またすぐに取り出せるようにしておく。
引っ越し時には物がなくなりやすいので、スマホや貴重品や大事なものは自分のバックパックに入れて背負うようにし、肌身離さずにしておく。
引っ越しでは何をどこにしまったのか、分からなくなってしまうことがよくある。「あれはどこにしまったんだっけ?」と思って、あちらこちらを探ったりする。そういったこともあり、新しい住所環境に慣れないこともあり、転居後は精神不安定になりやすいとこれまでの経験上、感じている。
大島てるという事故物件情報サイトを運営している人物もいるが、実際住んでいてトラブルを引き起こしやすい物件はあるのだという。
わたしは世間で言うところのミニマリストに近いところがあり、できるだけものを持ちたくない、とくにかさばるものはいらないと考えていた。テレビは見ないしいらない、電子レンジもいらない、冷蔵庫もいらない。食材はその都度、スーパーに買い出しにいけばいい。ただし、防災の観点から保存食や保存水は少しは持っておく。家具とか机はゴミにしかならない。
そうはいっても、やはり洗濯機は必要だと感じている。毎回コインランドリーを使うのは面倒な上に費用もかかる。職場によっては仕事着を職場で洗濯できないこともあり、そうなると家に持ち帰って洗うことになるため、介護職は洗い物が多くなりがちになる傾向があると思う。
賃貸物件によっては洗濯機用の板がなかったり、狭かったりするので、洗濯機をちゃんと使えるように設置できるか、引っ越しのたびに悩みのタネになりえます。
親と同居していたら考えないことまで、一人で暮らしているといろいろやっていかなければならない。
経済的な面からだけでなく、空間的なところからいえば狭いスペースをいかに有効活用していくか。ある意味、都市生活サバイバルだなと思っています。