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仙台89ers:2022-23シーズン 今シーズンのワタクシ的B1ベスト5、MVPなど

琉球が悲願の優勝を果たし、佐賀と長崎がB1への昇格を決めてBリーグの2022-23シーズンも大団円。目下来季に向けて各クラブの編成も活発になっており退団、入団の報が出てくるたびに悲喜交々の様相が日々繰り広げられております。

さて、シーズンが終わると開催されるのがBリーグアゥォーズなのですが、昨シーズンは謎のデニム衣装で物議を醸していましたが、今季はMVP選出をめぐって侃侃諤諤ありました。

MVPは結局横浜BCの河村ということになり、それ自体は今季の活躍ぶりからすると特に文句のつけようはないのですが、選出方法が「投票者がベスト5に選出した選手の中での最高得票者」かつ「外国籍選手は2人まで」というルールになっていたため、日本人選手は外国籍選手より得票チャンスが1.5倍なあたりが少しモヤモヤするところ。個人的にはベスト5選出に外国籍枠は撤廃、あるいはベスト5投票とMVP投票は分離するとかやりようはあるんでないかなと思っていますので、リーグの改善に期待することにしましょう。

というわけで(どういうわけでw)僭越ながらワタクシの主観と印象のみに基づく今シーズンのベスト5などを選んでみることにしましょう。


◯ベスト5(B1リーグ1stTeam)

富樫勇樹(千葉ジェッツ:PG)

やはりなんといってもチームリーダーとしてレギュラーシーズンもB1最多勝記録に導いたインパクトは絶大。あいも変わらずキレキレのスピードでディフェンス陣を切り裂いたと思えば大外からこともなげに3Pを沈めてくる得点力には舌を巻くばかり。bjリーグ時代から富樫とは幾度も対戦相手の選手として対峙してきましたが、今もなおプレイに衰えなど全く見られず、まだまだこの人の時代は続きそうです。

河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ:PG)

今季はなんだかんだ言いつつこの人を外すわけにはいかないでしょう。先述の富樫も攻守に大変優れた選手でありますが、この河村においては攻撃力はさらに上でレギュラーシーズンでアシスト王を獲得しただけでなく、PPGが20点に僅かに及ばなかったものの堂々の日本人トップでありました。武器はなんといってもクイックリリースから放たれる3Pですが、3Pに警戒すると自ら切り込んでの得点もできますし、インサイドの選手やアウトで待ち構える選手への電光石火のアシストパスなどまさにアンストッパブル。Bリーグ発足後中〜下位からなかなか抜け出せなかった横浜BCが地区で優勝争いをするほどの大躍進の立役者となりました。

今村佳太(琉球ゴールデンキングス:SF/SG)

現在Bリーグで活躍する日本人ウイングとしては1、2を争う選手ではないでしょうか?正確な3Pシュートはもちろん上背を活かしてインサイドでも外国籍選手に臆することなく対峙し得点しリバウンドをもぎ取り、ディフェンスも名将桶谷氏の薫陶のもとで非常にタイトに遂行してくるオールラウンダーですっかり琉球の中心選手になっています。仙台の渡部もこのぐらいのレベルに到達してくれると嬉しいなぁw

ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック:PF)

この選手については多くを語ることもないでしょう。今季得点王にしてミスタートリプルダブル。Q12分合計48分で行われるNBAに対しBリーグは国際ルールのQ10分合計40分で行われるため8分試合時間が短い中、これだけ何度もトリプルダブルを記録できるのは驚異的。またクラッチタイムでも非凡な集中力を見せ、ブザービーターで対戦相手を葬り去ることもしばしばの強烈なインパクトを残した2022-23シーズンでした。しかし、POでは逆転を狙いにいったラストプレイであろうことか足を滑らせ転倒しPO敗退となってしまったのはとても皮肉な結果で印象深かったシーンでした。

ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス:C)

今季は2季ぶり3度目のリバウンド王となった、インサイドに君臨する琉球の屋台骨とも言えましょうか。クーリーがインサイドで奮闘しオフェンスリバウンドを掴んでくれることで琉球のシューター陣も気兼ねなくシュートアテンプトできるというもの。琉球の強さの一翼を担っていることに間違いありません。来季に向けては既に琉球とサイン、引き続き手強く厄介な選手として対峙することになりそうです。


◯ベスト6thマン

アレン・ダーラム(琉球ゴールデンキングス:PF)

個の力もそれぞれ高い琉球にあって、攻守に優れたクーリーやダンカンがベンチに下がるとコートに上がるのがこの選手ですよ?非常に泥臭くインサイドで体を張ったディフェンスをしたと思えば、オフェンスでは意表をついた3Pもありますし、屈強な体躯を活かしたペネトレイトでファウルドローンをすると試合終盤でも落ちない集中力で次々とFTを沈めていくなどめざましい活躍ぶりでした。仙台戦でもクーリー退場後のGame1、クーリー出場停止のGame2で大奮闘していたのも印象深かったです。


◯B1リーグ2ndTeam

各選手へのコメントは割愛致します。

安藤誓也(島根スサノオマジック:PG)
ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ:PG/SG)
ヴィック・ロー(千葉ジェッツ:SF/PF)
ニック・ケイ(島根スサノオマジック:C/PF)
ジョン・ムーニー(千葉ジェッツ:C)


◯B1リーグ3rdTeam

こちらも各選手へのコメントは割愛します。

齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ:PG)
比江島慎(宇都宮ブレックス:SG)
安藤周人(アルバルク東京:SG)
セバスチャン・サイズ(アルバルク東京:C/PF)
ニック・メイヨ(広島ドラゴンフライズ:C/PF)


◯MDP(Most Defensive Player)

原修太(千葉ジェッツ:SG/SF)

公式のアゥォーズでも選ばれていましたが、やはり日本人離れした屈強なフィジカルでもって外国籍ビッグマンと堂々と渡りあえるのは驚異だし素晴らしい。かと思うと日本人シューターを粘っこいディフェンスで封じ込めてみせることもできるのですからどうなってんのこの選手、と対戦相手として見ている方は思わずにいられません。


◯MIP(Most Impressive Player)

小林遥太(仙台89ers:PG)

仙台89ersを黄援している身としては些か手前味噌感もありますが、あげるだけの理由はちゃんとありますw(正味な話、川崎・広島でなかなか出番に恵まれず仙台に来てようやくその力を示した青木とどちらにしようか迷うところでしたが・・・)

小林は仙台へ加入の前は2018-19から4シーズンを名古屋Dで過ごしていて、当初は主力のPGとして活躍していたものの、2020-21シーズンに日本代表候補の斎藤拓実が加入すると状況は一変、そのシーズンの平均プレイタイムは9分台、翌2021−22シーズンは試合出場もおよそシーズン半分ほどの33試合にとどまり平均プレイタイムも6分台とベンチを温める時間が長くなっておりました。2022−23シーズンは心機一転仙台へ移籍すると、プレイタイムをシェアするはずだった渡辺の大怪我という事態もありましたが主力PGとして仙台を引っ張り、平均プレイタイムは24分台、PPGも6点越えのキャリアハイを記録し堂々の復活劇を果たしたのでした。


◯MVP(Most  Valuable Player)

ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック:PF)

Bリーグアゥォーズでは横浜BCの河村がMVPに選出されましたが、ワタクシはやっぱりビュフォードを推したい。それほどのレギュラーシーズンで何度もトリプルダブルを記録したりクラッチタイムでの恐るべき集中力でタフなシュートを何度も決め切るなどの凄まじい活躍ぶりはMVPに値するものだったと思います。仙台との対戦では仙台のしつこいディフェンスに少しイラついてしまったか、Game1で2度のテクニカルファウル(アンスポーツマンライクファウル)により退場してしまうとGame2は出場停止となり、幸か不幸かその威力を直接は目の当たりにすることはできなかったのですが・・・。


とまあ主観・印象全開での選出でしたがいかがでしたでしょうか?来季は仙台がCS進出やベスト5に選出されるぐらいの活躍をしてくれるような選手が出てきて欲しいところですが、その辺はもうクラブ自体が集客や資金規模などでもう少し成長していかなければ難しいのかもしれませんね・・・。我々ファン・ブースターもクラブと共に成長を続けてより強いクラブとなれるようGrind!して参りましょう!

それではまた。

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