仙台89ers:2021-22シーズン 第23節(代替開催:4/13 Away Game vs 青森 at 青森県武道館)雑感(バスケットLive観戦)
今節のプレビューはこちら。
◯試合前トピック
・公開練習&紅白戦開催
プレビューでも触れました通り、残念ながら中止・消滅となってしまった第30節のFE名古屋戦。週末の楽しみがなくなってしまった仙台ファン・ブースターに対して、クラブから粋な計らいが。
・・・まあワタクシ当初こちらに来る予定で欠席するつもりだったベガルタ仙台のHome Gameへ赴くことにしたので見に行かなかったのですが(´・ω・`)
さて、行かれた方はとても楽しそうな雰囲気伝わってきていいイベントになったようでよかったですね。
怪我で離脱していた渡辺がプレイする姿も見られたようです。完全復帰までもう少し、ですかね。
・渡辺翔太からのメッセージ
上記の公開練習で元気な姿を見せて復帰間近を思わせる渡辺にフォーカスをあてた動画がクラブからアップされました。
多くは言いますまい、クラブの目標そして悲願達成には君の力が必要だ。ともに闘い勝ち取ろう。
◯Game(4/13 19:00 TO)青森77仙台87
スターターはこちら。
月野、澤邊がスターター。この2人、西宮戦で今一つな働きとなってしまったところがあったので、スターターとして挽回のチャンス、といったところでしょうか。
今Gameは出だしから仙台を食ってやろうと気迫十分の青森相手に後手を踏み続け、いきなり6-0のランを許します。ディフェンスもどこか緩さを見せては、ボールもポロポロとハンドリングミスなどを連発、どうにもフワフワとしたとても良くない兆候。
そうした浮ついた気分を払拭させるかのようにバーレルがパワフルなインサイドワークからのファウルドローンで得たFTをしっかり決めて他の選手の気合を入れ直すと、メインセがこの日チーム初めてのFGを決め、そこからはいつものインテンシティを取り戻したように見えました。
着々とポイントを重ねていたところ、寒竹が3Pを放ろうとした野里と交錯したように見えるとこれがファウル判定。野里がハンドリングを誤っただけにも見えましたので、寒竹も思わずジャッジに強く抗議すると案の定テクニカルファウルとなってしまい、野里に合わせて4本のFTを献上。
これを4本とも確実に沈められ流れを失うと、戻ってきていたインテンシティもまたがっくりと落ち込んでしまい、一時は11点あったリードをあっという間に溶かしては1Q終了時には2点差まで詰め寄られる始末。また、前回対戦の時の反省事項とHCもあげていた青森の3Pへの対応もどうにも緩く、前回同様ビッグマンのディクソンにもやすやすと決められるあたり、どうにもピリッとしない今Gameの仙台です。
2Qに入ると片岡の連続3Pや岡田のドライブなどでリードを広げにかかりますが、青森は3Pで追撃、1Qに引き続きちょっとケアしきれていないところがありなかなか突き放すことができません。
青森のほうはゲームメイクを担う駒沢がターンオーバーやバイオレーションなどで少しリズムに乗れていない感じがあり、そこは仙台としては助かっているところがありそう。
とか思っていると今Gameピリッとしない仙台はインテンシティ高く行けたと思うと緩みを見せるような状況は続き、被スティールからのポイントアフターターンオーバーで再び2点差に詰め寄られたところで OTO。
どうにも締まらない展開の仙台、もう一度気合を入れ直したいところでオールコートでのディフェンスが効きだすと、連続でスティールを決めたり相手のターンオーバーを誘うなどして再びリードを広げにかかる展開となるのですが、青森の3Pに対してはどうしてもケアが甘くなり、駒沢や下山などに沈められては広げかけたリードもすぐさま詰められる展開に。あとどうにも気になるのはボールハンドリングのところでポロポロこぼしてはターンオーバーになってしまうシーンが多いので、本当に試合運びに締まりがない感じに見えてしまいます。
とはいえ前半終了間際にはなんだかずいぶんと久しぶりに感じるような寒竹の3Pも決まって10点リードで折り返し。後半は前半のどこかグダグダした展開をもっと締めに掛かってほしいところです。
しかしながら後半も締めるどころかさらに攻守に緩さを見せてしまうとあれよあれよとリードを溶かしていっていまいます。そのまま1〜2ポゼッション差はしばらく保っていたのですが、3Qも残り4分を過ぎたあたりからまたディフェンスのインテンシティがガタ落ちし、守りきれなくては青森の積極的な切り込みへのファウルからの3Pプレイを成立させて同点に追いつかれると、しまいには臼井のスティールからのファストブレイクでダンクを叩き込まれてついに逆転を喫する有様。
本当に目を覆いたくなるような酷い内容が続きますが、さすがにインサイドでは優位性を持っている仙台はバーレルのインサイドワークで嫌な流れをなんとか断ち切り、寒竹の連続3Pもあってなんとか3点のリードを取り戻したところで3Qが終了。
4Qもこのままグダグダな展開が続くのか、なんとか少しでも締め直すことができるのか、というところでしたが、やはりなかなかリードを広げることができません。しかしここまでインテンシティが上がったり下がったり不安定だったディフェンスもようやくお目覚め、いつものようなインテンシティの高さを継続できるようになってきて、青森のオフェンスを封じるとそこからはもう仙台のペース。
ファウルが嵩む青森から得たFTをバーレルやメインセが確率良く決め、じわじわ点差を広げていくと OTO時には13点のリードをゲットしては流石に勝負の大勢は決まった感に。このまましっかりGameをクローズしたかったのですが、ある程度のリードをえてしまったこともあるのか、残り2分頃から再びインテンシティががっくりと落ちてしまい、終盤で青森の連続得点を許し、最終スコアは77-87と10点差でフィニッシュ。
気になった選手:渡辺
先日の公開練習でもファン・プースターの前でプレイする姿を見せていた渡辺でしたが、今Gameでついに4ヶ月ぶりの出場を果たします。プレイタイム自体はまだ短いものでしたが、ブランクを感じさせない動きを見せてくれました。これで仙台のポストシーズンに向けたラストピースが揃った形になりましょうか。
◯最後に
決して侮ってはいけなくとも、下位に沈む相手からきっちり勝ちを得なければいけなかった今Game、「勝利数の上積みを図る」といった点では勝てたことは良かったと思います。
しかし内容は実にグダグダ、下手をしていたら敗れ去っていたかもわからない、内容的にはお粗末なもので、次節のレギュラーシーズン順位争いを左右する福島とのGame、あるいはポストシーズンを見据えた闘いができていたかというとあまりそうとも思えませんでしたし、その試合運びには少しがっかりしてしまったことは否めません。次節福島戦までにその辺はしっかり修正できるのでしょうか。いや、修正してもらわないと困りますよね・・・。
とはいえ今節の大一番をHomeで行えることはわずかながらでもアドバンテージになるはず。しっかり課題は潰して、Away福島戦で作ってしまった借りを熨斗つけて返すべく、必ず2つ勝ち切るんだという強い気持ちで望んでほしいですね。その辺の力量の拮抗した相手から最後にしっかりと勝ち切る重要性は高い授業料を払って西宮でレッスンしてきたはずですから。
それではまた。
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