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チャンスは作業服を着てやってくる

今日のおすすめの一冊は、西沢泰生氏の『「小さな幸せ」がたくさん見つかる50の物語』(三笠書房)です。その中から「人間一生、物見遊山」という題でブログを書きました。

本書の中に「チャンスは作業服を着てやってくる」というエジソンの心に響く言葉がありました。

「チャンスは作業服を着てやってくる」(エジソン)
「作業服を着て」というのは、つまり、「なんだか仕事(作業)が増えそうだな」 というイメージ。 上司から打診されて、もし、受けてしまったら、それなりの苦労が待っている。 そしてそれなりの覚悟と努力も必要。
でも、なんとなく、自分にとって「自己成長 のチャンス」のようにも感じられる......。 このエジソンの言葉は、略さずに言うと、次のような言葉です。 「チャンスがドアをノックしていても、ほとんどの人が気づかないのは、チャンスがたいてい作業服を着ていて、骨が折れる仕事のように見えるからだ」
私自身の人生を振り返ってみると、さしずめ、サラリーマン時代のある日の朝に、人事課長から会議室に呼ばれて言われた次の言葉が「作業服を着てやってきたチャンス」だったのかもしれません。
「社長秘書をやってもらおうと思っているんだけど、どうかな?」 「それまで、総務部で広報を担当していた私にとっては、はっきり言って青天の霹靂以外のなにものでもありませんでした。えっ? 何? 社長秘書?自分が? できるのか?っていうか、社長秘書ってそもそも何するの?いや、もしかしてこれ、ドッキリ? 一瞬にして、頭の中を「?マーク」が大名行列。
しかも、広報の仕事は続けたまま、兼任でやってもらいたと......。 社長秘書って、兼任でできる仕事なの? 正直、これはえらいことになったと思いました。でも、本当に今でも不思議なのですが、そのときの私は、断ることも、「考えさせてください」と言うこともなく、「ご指名でしたら」と、その場で社長秘書の仕事を受けることを承知したのです。
で、結果はどうだったのかというと......。 本当に、自分を成長されくれたと思います。 それまでの広報の仕事.......とくに社内報の原稿執筆や編集は、私にとっては天職なので、誤解を恐れずに言えば「流していても簡単にできてしまう」仕事でした。
「しかし、社長秘書の仕事はそうはいきません。気合いを入れて、積極的に新しいことを吸収し、スピードアップと前倒しを実行し、周りへの配慮と根回しを忘れないなど、仕事のやり方と考え方を根本的に変える必要がありました。
もし、人生のこの時点で、こうした経験をしていなければ、フリーランスになってから、自分で仕事を生み出し、たくさんの出版社さんと、ここまでうまく仕事を進めることは、到底できなかったのではないかと思っています。
あなたもぜひ、一見、骨が折れる仕事に見える「作業服を着ているチャンス」が 目の前に現われたときは、尻込みせずに、「やってみるか!」って思ってみてください。自分にとって大いにプラスになるかもしれません。

「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」という言葉があります。同じような言葉に「幸福は不幸の顔をしてやってくる」というのもあります。一見すると「損すること」「難しそうなこと」「大変なこと」「嫌なこと」等々の中にチャンスの芽は隠れているものです。

その中からいかにチャンスを見つけることができるか、です。頼まれごとは、どんなことでも、ニコニコして「はい、かしこまりました」と引き受ける人に運が巡ってくるのだと思います。

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