見出し画像

夢や希望がたくさんあるということ

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『ただしい人から たのしい人へ』(廣済堂出版)です。その中から「幸せは感じるもの」という題でブログを書きました。

本書の中に「夢や希望がたくさんあるということ」という心に響く文章がありました。

今まで私たちは、「夢を持ちなさい」 「希望を持ちなさい」と言われ、夢や希望を持つことが重要で、それらを追い求めるのが人生である、というふうに教え込まれてきました。 

しかし、夢や希望がたくさんあるということは、言葉を換えて言うと、足りないものがたくさんあり、「あれも欲しいこれも欲しい」 「あれも足りない、これも足りない」と言っている生活のように思えます。 

そのような「自分の目的や生きる方向を自分に課す」ということはやめて、「自分がそのように動く羽目になったら、そのようにする。やる羽目になったらそれをやる」というような自由な立場で生きていくというのはどうでしょうか。

また、「何が正しいのか」「何が間違っているのか」ということを突き詰めるのではなく、「自分にとってどういう生き方が楽しいのか」を考えていくのが、もっとも楽な生き方ではないでしょうか。 

罪を犯したり、自分の居心地が悪くなるようなような投げかけをすれ ば、結局は最もイヤな思いをするのは自分なのです。決して楽しくはないでしょう。 

正しい生き方を求めて、自分の周りの人とトラブルを起こしたり、けんかをしたり、争い事をするよりも、本当に笑顔で生きていくことを模索するならば、答えは結局一つになるのです。

「正しさ」を追い求めるよりは「楽しさ」を追い求める人生、ということではないでしょうか。 「正しさ」を求めることで怒りや憎しみを感じるような人生を送ってきたのであれば、も う一歩進んで、新しい世界に足を踏み出してはどうかと思います。 

「正しい生き方」から「楽しい生き方」へ、「正しい人」から「楽しい人」へ、なのです。

◆「夢や希望がたくさんあるということ」は一見するととてもいいことのように感じる。しかし、夢や希望がたくさんあるということは、実は、あれが足りない、これが足りないと文句を言っているようなものだと小林正観さんは言う。

つまり、神様へ文句を言っているのと同じ。神様は文句やお願いばかりする人より、感謝する人の方が好き。今、目の前に与えられた幸せに感謝する人。そして、今を喜び、楽しんでいる人。

また、「自分がそのように動く羽目になったら、そのようにする。やる羽目になったらそれをやる」というのは、頼まれごとの人生でもある。ものごとに執着せず、目の前の偶然を大事にするという「行雲流水」のような生き方。

人は、それがどんなに正しいものであっても、押し付けられたら反発したくなる。だから、正義感の強い人は、衝突が絶えない。そして人が離れていく。人は正しいことよりも、あたたかなこと、楽しいこと、面白いことに惹かれるからだ。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?