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いかに喜ばれる存在になるか

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『心がすーっと晴れていく言葉』(主婦の友社)です。その中から「おかげさまの心を忘れない」という題でブログを書きました。

本書の中に「いかに喜ばれる存在になるか」という心に響く文章がありました。

就職、転職などの相談をお受けする機会も多いですから、ここでは小林正観が把握している、仕事に関する宇宙論をお話しします。 

まず、仕事というのは字を見てもわかりますように「事にお仕えする」のが、本来の意味です。 すべての仕事は、その奥に「いかに喜ばれる存在になるか」という資質を含んでいますので、どのような職種の仕事に就いてもいいと思います。 

もちろん若いときは、自分の望みどおりの仕事を選びたいと思うのが当然でしょうが、ただ、40代とかそれ以降の「人生の折り返し地点をもう過ぎたかな」と思う人は、自分で「何かをしたい」と考えるよりも、頼まれごとが持ち込まれたら、それを引き受けていくというスタイルのほうが、どうも楽なような気がします。 

たとえば、転職を希望するというよりも、自分が今置かれているところで「いかに喜ばれる存在になるか」ということをやっていくと、どうもおもしろい風が吹いてくるみたいです。 

「もう、自分は折り返し地点を過ぎたな」と思う人は、こだわりや執着を捨てていく生き方をおすすめします。身をゆだねることができたら、ものすごく楽な人生が待っています。後半生は、捨てれば捨てるほど心も体も楽に軽くなっていきます。

軽くなるということは、追い風が吹いてくれば自分の足で歩かなくてもすむということです。そう、風が全部押してくれますから、逆風がない分どんどん前に進んでいきます。風圧が示してくれている自分の今のポジションがわかったら、安心して風に吹かれていくことができるようですね。

《求めて探して手に入れる 「前半生」。放して捨てていくだけの「後半生」。捨てるほどに軽くなる。 仕事選びは風向きしだい》

◆多くの人は、若いうちは「夢」や「希望」を持ち、自分のなりたい職業を見つけ、それに向かって進む。ただし、大多数が自分が望んだ仕事とはまったく違う仕事に就く。

また、なかには、学校を卒業した瞬間、自分の思いと違って、「父親が病気になってしまい、そのまま家業を継ぐようになった」とか、「母親の病気のため、家の近くの会社に勤めるざるをえなくなった」という人もいる。

どちらにせよ、自分が考えてきた夢や希望とは大幅に違う仕事に就く人が大多数だということだ。だから、人生の折り返し地点(40歳とか45歳とか)を過ぎなくても「頼まれごと」の人生は大事だということ。

与えられた仕事や、引き受けた家業をいかに面白くするか、そしてそのことによってどうやったら「人に喜んでもらえるのか」を考えるということ。自分に合った仕事をいつまでも探すのではなく、目の前の仕事に面白さを見つけるのだ。

これは、メーテルリンクの「青い鳥」と同じで、幸せはどこか遠くまで探しにくいくことではなく、自分の目の前の仕事や生活の中から見つけるということ。

執着やこだわりを捨て、「いかに喜ばれる存在になるか」に徹すること。すると、面白い風が吹いてくる。

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