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人生をおいしくする努力

今日のおすすめの一冊は、秋元康氏の『君はそんなに弱くない』(大和書房)です。その中から「友達とのつきあい方」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生をおいしくする努力」という心に響く一節がありました。

人生というのは、それ自体おいしいエンターテイメントではないんですよ。だけど、おいしく味わえる状況はつくれるはずなんです。もともと無色の人生をどうしたら色づけできるか、どうしたらおいしくできるか、というところに人が生きている意味があるのではないでしょうか。
だから、毎日がつまらないという人は、毎日をおいしくする努力が足りないと思います。 あなたが今生きているということは、人生を自分でおいしくするチャンスを、神様からもらっていると考えなきゃいけないんです。 ようするに、生命というチャンスだけが与えられているわけです。
すべての人間が 等しく生命を与えられているなかで、こんなに生きることは楽しかったのか、と感じられるか感じられないかは、その人のとらえ方なんですね。 なんかつまんないのよね、という人には、最初からおもしろい人生なんてないんだよ、といいたい。
「あなたが生まれた瞬間、神様はまっさらの生命というチャンスをくれました。それをどう生かすかはあなた次第なんです。 ただし、ここがポイントですが、そのチャンスは必ずしも全員に平等ではないんです。もしかしたら、二十歳までのチャンスしかもらえない人もいるし、八十歳までのチャンスをもらっている人もいるかもしれない。
つきつめれば、寿命は人によってどこで終わるかわからないんです。 ということは、自分にはどれだけの期間のチャンスがあるのかわかりません。それならば、人生や毎日がつまらないなんて思う前に、与えられた期間をどうしたらおもしろくできるのかと考えたほうがいい。
毎日を、人生を、楽しくするきっかけは、目の前にいっぱいあると思うんです。そのきっかけを、どんな小さなものであれ、自分でつかんでいく努力をしないと、つまんないのよね、といいながら人生が終わってしまうような気がします。

人生は、いいことばかりではありません。ときには、病気になったり、事故にあったり、うまくいかないことも多くあります。でも、そんなときでも、その中に幸せを見つけることができるのか、もっと言うならそれに感謝できるのか、ということです。それを神さまにテストされているのが人生だと思います。

いいことや嬉しいことがないから、幸せを感じることができない、というのでは、人任(ひとまか)せの人生となってしまいます。そうではなくて、自分の人生を生きるには、「自分で楽しくする」「自分で面白くする」という主体的な姿勢が必要なのです。

「人生をおいしくする努力」を日々重ねていきたいと思います。

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