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日本の建国について知る

今日のおすすめの一冊は、小名木善行(おなぎぜんこう)氏の『誰も言わないねずさんの世界一誇れる国日本』(青林堂)です。その中から「日本書紀とは」という題でブログを書きました。

本書の中に「日本の建国について知る」という心に響く文章がありました。

戦後教育を受けてきた日本人で、日本建国の詔(みことのり)を学校で教わったご記憶を持つ方はおいでになるのでしょうか。世界中どこの国においても、自分たちの住む国の建国の歴史や建国宣言の内容を教えていない国などありません。

米国でも独立宣言を 諳(そら)んじることができるまでの人は少ないかもしれませんが、独立宣言があったこと、およびその精神は必ず誰もが学校で習うことです。 世界の中で、日本だけがそれをしていません。

日本の教育は憲法で義務化され、国家機関としての文部科学省もあります。あたりまえのことながら、日本という国があるから憲法があり文部科学省もあります。ところが憲法で義務教育化した小中学校で、本当に不思議なことに我が国の建国の経緯も建国宣言も、その心もまったく教られていないし、文科省もそれを教育指導要項に加えていません。

どうして建国記念日が二月十一日なのかといえば、神武天皇の即位日が新暦の二月十一日だからです。ということは、日本人の常識として、あるいは日本人の公知の事実として、日本は神武創業以来ずっと続いている国であるという自覚が、戦後の日本国にも、間違いなく「ある」ということです。 

どうして日本に建国記念日があるのに建国の詔を教えないのでしょうか。これこそ教育の「不備」というものではないでしょうか。 神武天皇の建国の詔を読みますと、その建国の詔にある内容と、そこに至るまでの神武天皇の事績は、すべてイザナキ、イザナミ以来の神々の御意向を、そのまま実践されてこられたものとわかります。

有名な言葉に「八紘一宇(はっこういちう)」がありますが、これもまた「豈国(あにくに)/よろこびあふれる楽しい国 を築こうとされたイザナキ大神、イザナミ大神の御意思を受け継いでなされたものであるということがわかります。これを軍国主義の象徴だと言う人達もいますが、それはとんでもない間違いです。

「八紘一宇」の「八紘」とは四方八方のことで、「宇」とは、屋根のこと。つまり都を中心に、四方八方のすべてが、ひとつ屋根の下に暮らす家族となろうということだ。

また、詔には「東征より六年を経た」とあるが、「征」の字が後年、征服とか、征伐などの熟語に使われるようになったため、軍事力で征服したと解釈されることが多いが、それは違う。「征」は正しきを行うという意味の漢字で、「東征」とは「正しいことを行うために東に向かった」という意味。

「正しいこと」とは「誰もが豊かに安心して暮らせる社会を実現すること」。また神武天皇は稲作を全国に広げた人で、農業指導をして多くの人々から尊敬されたという。そして、神々の「おおみたから/大御宝(一般大衆、国民)という民衆を大事にしようということも書かれている。

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