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ポジティブに切り替える言葉

今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の『言語化の魔力』(幻冬舎)の中から「次のステージに進む言葉」という題でブログを書きました。

本書の中に「ポジティブに切り替える言葉」という興味深い文章がありました。

「ネガティブ注目」を手放す方法は、「ネガティブな言葉」をやめて、できるだけ「ポジ ティブな言葉」を多く使うことです。ネガティブ言葉「1」に対してポジティブ言葉 「3」以上の割合で、幸福度が高まります。 

しかしながら、思わずネガティブな言葉が出てしまう場合もあります。そんな時に使える、ネガティブをポジティブに変換する「切り替え言葉」を3つ教えます。 

1.全てをチャラにする接続詞「とはいえ」
「絶対無理!」と言ってしまったら、とりあえず「とはいえ」と言ってみる。 「とはいえ、やれる範囲でやってみよう」 「とはいえ、何かできることはないか?」 ポジティブな言葉を言わざるを得ない状況を、必然的に作ることができます。

 2.過去を振り切る究極の言葉「それはそれとして」
過去に限らず、口に出してしまった「ネガティブな言葉」を振り切って、チャラにすることができます。「どうしていいかわからない。もうヤダー!」と言ってしまったら、とりあえず「それは それとして」と言ってみる。 

「それはそれとして、対処法を調べてみるか」 「それはそれとして、腹が減ったので、ご飯でも食べに行こう」 思考の転換、気分の転換、状況の転換に幅広く使えます。

3 逆接の接続詞「でも」
でも」は言い訳をする時に使う言葉なので、良くない印象を持つかもしれません。 「本日最終日の映画に行きたい。でも、仕事が忙しいからやめておこう」 この場合の「ポジティブ+でも」は良くありません。 しかし、「ネガティブ+でも」は、状況を転換できるのです。 

「俺ってダメな人間! でも、やるしかない!」 「俺ってダメな人間! でも、今回だけはやってやる!」 「でも」という言葉は、逆接の強度が非常に強い。だから、「ネガティブ+でも」と言っ てみると、そのあとに「強烈なポジティブ言葉」が浮かびやすいのです。 「でも」は、ネガティブ注目が強い人は、「言い訳的」に使ってしまう言葉です。だから、

なじみがあるから違和感なく使いやすいとも言えるでしょう。 類似した表現として、「それでも」も良いです。 「死にたい!それでも、私は生きている」 「精神科の薬なんか飲みたくない! それでも、病気を治すためには飲むしかない」 

絶望的な言葉を言ってしまったような時に、ガラッと気分を変えることができるのが、 「それでも」です。 ただ「切り替え言葉」を使うだけで、「ネガティブ注目」を治せるのか?と思うかもしれませんが、あなたが「切り替え言葉を使おう」と思うのは、「ネガティブ注目を手放そう」と強く意識することなのです。それが常時意識できるようになった時が、「ポジティブ注目」に切り替わった状態なのです。

◆我々は、言葉によって一瞬にして変わることができる。「ポジティブに切り替える言葉」を胸に刻み、実践を重ねたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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