人間の天敵
今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな人生論 3』(致知出版社)です。その中から、「人間の根はどうしたら養えるか」という題でブログを書きました。
本書の中に「人間の天敵」という心に響く文章がありました。
人から文句や不平不満を言われて、嬉しい人はひとりもいない。もし、神様がいるとしたら、これは神様も同じで、嬉しくはないはずだ。
たとえば、「今日は寒くて嫌になっちゃうね」とか「雨が降って憂(ゆう)うつ」というのも、立派な不平不満。自然現象である天気に対して文句を言っているからだ。自然現象は神の領域。
これは、煎(せん)じ詰めると、ありとあらゆる文句や不平不満も同じ、ということになる。どんな些細(ささい)な文句であれ、神様にケンカをふっかけているのと同じだからだ。
つまり、文句は、「天に向かって唾(つば)を吐く」という状態。文句を言えば、それがそっくり自分にかえってくる。文句や不平不満の反対は、「感謝」。感謝すれば、感謝するような状況がやってくる。
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