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三万六千五百朝

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『生きる力になる言葉』(致知出版社)です。その中から「生きているということは」という題でブログを書きました。

本書の中に「三万六千五百朝」という心に響く言葉がありました。

坂村真民一日一言』に、こんな一文があります。
「三万六千五百朝」(棟方志功) なんといういい言葉だろうか。 百年生きたって僅(わず)か三万六千五百朝だ。 一朝だってムダにしてはならないんだと、 腹にしみわたるような言葉だ。
おそらく真民さんは志功が書いたこの言葉とどこかで出会い、深い感動を覚えたのでしょう。 この一語を書いた人。 この一語をとりあげた人。 どちらも同じ境涯に達せられた人なのだと思います。 そういえば、真民さんにも、こういう詩があります。
一に求道  二に求道
三に求道  四に求道
死ぬまで求道
真民さんの覚悟が迸(ほとばし)っているような言葉です。 いずれの言葉も人生を真剣勝負の呼吸で生きた人ならではの言葉です。

100歳の半分の50歳なら一万八千二百五十朝。多いようで意外に少なくも感じます。吉田松陰にこんな言葉があります。

《一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。》

一日に一字を書き記せば、一年で三百六十字を書くことができる。しかし、毎夕、一時間の勉強を怠れば、百歳になるまでに三万六千時間を失うことになる。まさに、我々は一刻一秒も無駄にすることはできません。

《つまらない生き方をするには、人生は短すぎる。 》(ベンジャミン・ディズレーリ)

あっという間の人生、一朝、一朝を大事にしたいと思います。

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