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人格を磨き、魅力的な人になる

今日のおすすめの一冊は、田口佳史(よしふみ)氏の『超訳 孫氏の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール』(知的生き方文庫)です。その中から「謀(ぼう)を伐(う)つ」という題でブログを書きました。

本書の中に「人格を磨き、魅力的な人になる」という心に響く文章がありました。

《聖智(せいち)に非(あら)ざれば間(かん)を用(もち)うる能(あた)わず。仁義に非ざれば、間を使う能わず。微妙に非ざれば、間の実を得るに能わず。》(孫子)

自分自身が人格者でなければ、いい情報は得られない。知恵があり、愛情にあふれ、人の微妙な心の動きを敏感に察知できる人格者になることが大切なのだ。

孫子の時代、間者は将軍と直結して働く存在でした。さらに生命をかけて行なう役割ですし、将軍に対して信義を守れる人です。それだけに彼らは、将軍が大した人物でないと、仕える気にもなれないでしょう。それは現代も同じ。

誰が信頼も尊敬もできない人に、いい情報を提供しようと思うでしょうか。会社でも上司が頼りないと、優秀な社員たちは「あんな上司のために働けるか」となりますよね。だから結局は、情報収集も自分自身を向上させることが、一番のポイントになるのです。

何よりもまず、多くの人から、「あの人のためなら、力になりたい」と思ってもらえるように、人格を磨くこと。そうすれば、何かのときにいい情報をくれたり、力になってくれたりする優秀な人たちをネットワークとしてつなげた、すばらしい人脈を築くことができます。

情報というのは人格と教養で収集するものだと心得ましょう。

《「あの人のためなら」と言われる人になれ》

◆経営の本質は、「追いかけられる」ような商品やサービスをつくること。お客様がどうしても欲しくてしかたがないと、むこうから、店やその人に会いにやってくるような、本質的に質の高い魅力的な商品やサービスをつくり上げること。

これは、人も同じで、自分を磨き上げ、魅力的で面白い人格をつくり上げること。そうするとまわりに人や情報が集まってくる。

人格を磨き、魅力的な人になりたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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